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2008年6月15日 (日)

本 「ネットと戦争 -9・11からのアメリカ文化-」

タイトルから想像していた内容とちょっと違っていました。
現代の戦争におけるインターネットの戦略的な意味合いみたいな内容だとてっきり思っていたのですが。
本著は9・11の事件以降、アメリカで、インターネットでどのような言論活動がなされてきたかをレポートしている内容になっています。
アメリカはご存知の通り9・11を受け、イラク戦争に突入します。
けれどもアメリカ国民すべてが、これを是としているわけではありません。
ただそういう意見はインターネットが普及する以前は、なかなか聞くことができませんでしたが、今はそういう意見もインターネットで検索し、読むことができます。
その点については、人類は自由な言論活動の場を初めて手に入れることができたと言えるのかもしれません。
著者は文学部の先生ということなので、本著ではネットの言論活動のレポートと言っても、ジャーナリスティックなものではなく、文学者・詩人などの活動を取り上げています。
そのあたりが僕が期待していたのと、ちょっと違う点でした。
ただ興味深かったのは、本著の冒頭に序にかえて掲載されている詩です。
W.H.オーエンという詩人が1939年に書いた詩です。
それを読んでいてみると驚くほどに9・11のことを言い当てている内容になっています。
予言などと言う気は毛頭ありませんが、不思議なものを感じるのも確かです。
この詩が9・11以降、アメリカではインターネットで多く流布したということです。

「ネットと戦争 -9・11からのアメリカ文化-」青山南著 岩波書店 新書 ISBN4-00-430913-1

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