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2008年2月11日 (月)

「潜水服は蝶の夢を見る」 静かなる闘い

この映画は難病を題材にしている映画ですが、最近の日本の映画の難病もののように泣ける映画ではありません。
いつもブログでやり取りさせていただいているコブタさんが「泣ける映画ではないけれど、強く心に残る映画」とおっしゃていましたが、まさにそのような映画だったように思えます。

この映画は、人間性をかけ自らの境遇と闘った男、ジャン=ドミニク・ボビーとその周囲の人々の物語です。
ジャン=ドーは有名なファッション誌「ELLE」の編集長でしたが、突然の病に倒れ、意識が目覚めたときは左目しか動かせない状態になっていました。
指も足も動かすことはできない、言葉も発することはできない。
自分の意志を人に伝えられることができない状態になってしまったのです。
彼が自分の状態を「潜水服」と例えるのはまさにその通りで、限られた視界、動かすことのできない甲殻、誰も周りにいない深海・・・、そんな状態でおかれたときの孤独感は想像することができません。

人間性という存在は、以下の3つの要素で構成されているように思えます。
それは「外界」「肉体」「精神」。
どれが欠けても、そしてそれら3つの繋がりが途切れても人間性は失われてしまう。
「外界」がなくても人間としては「肉体」と「精神」があれば成立しそうですが、人間は「外界」に働き続けるからこそ人間であるように思えるので、やはりどれが欠けても難しい。
「肉体」は「外界」と「精神」を繋ぐインターフェイスであると言っていい。
入力装置であり、出力装置であるのが「肉体」。
インターフェイスとしての「肉体」が不調になった時の状態は、モニタもマウスもプリンタも全部動かなくなってしまったコンピュータと相対しているときを想像するとわかりやすい。
ジャン=ドーの場合、か細く繋がっている唯一のインターフェイスが左目のまばたきなのです。
看護士が読み上げるアルファベットに、まばたきによるイエス/ノーで答えて文章を綴るジャン=ドー。
それは本人も周囲にとってもとてもまどろこしく、根気のいるコミュニケーション方法に違いありません。
当然「死にたい」と漏らしたような気持ちも起こるでしょう。
それでもジャン=ドーは文章を「書く」。
身じろぎもせずにまばたきだけで「書く」行為はとても静かです。
けれどもそれは人間性を守るための激しい闘いであるのです。
そこに感じたのは涙が出てくるような感動というよりは、彼の行為に対して神聖さのようなものを感じました。
あくまで人間であること、それは言葉を発すること、意志を表すことへこだわり、それを守るために静かなる闘いを続ける。
それは辛いに違いないし、くじけそうにもなるに違いない。
彼の神聖な行為を見ているうちにとても胸が苦しくなりました。
自分たちが当たり前のように感じていること。
当たり前のように行っていること。
これは「空気のように」当たり前のことではないんですよね。
日々、なんとなく感じて過ぎていく時間。
その時間や、感じる感覚というものを大切にしなくてはいけないと思いました。

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コメント

ミチさん、こんばんは!

こちらの作品は難病モノでありながら、とても生というものを前向きとらえていて感動してしまいました。
原作、今度読んでみよと思います!

投稿: はらやん(管理人) | 2008年5月 3日 (土) 20時41分

こんにちは♪
難病モノというとどうしても「泣かせ」が気になってしまいます。
でも、この作品は違いました。
原作もとても素晴らしいので、機会があったらぜひ!

投稿: ミチ | 2008年4月30日 (水) 22時57分

HITOMIさん、こんばんは!

そうなですよね、人間は自分の存在というのを外部への働きかけとそのリアクションによって確認しているものなのかもしれません。
映画の語り口もおさえながらも、非常にドラマチックで良かったです。

投稿: はらやん(管理人) | 2008年3月16日 (日) 19時08分

はらやんさん、こんにちわ。
確かに人間は外の世界に働きかけることで、自分の存在を確認し、生きていくことができるんですよね。その手段を遮断された悲劇は想像を絶するものがあります。それを克服する過程を、思い切り乾いた筆致で描いたところがよかったと思いました。

投稿: HIROMI | 2008年3月16日 (日) 16時34分

なななさん、こんばんは!

涙をぼろぼろ流す作品ではありませんでしたよね。
けれど「生きるということ」を考えさせてくれる、染み入るような映画だったと、僕も思います。
「生きる」ことを前向きにとらえることこそが、「生きる」ということなのかもしれません。
そんなことを考えさせられました。

投稿: はらやん(管理人) | 2008年3月 1日 (土) 19時04分

はらやんさん、こんばんわ。
感動系って思っていた部分もあったので、すっかり構えていたのですがそんなことなくってよかったです。
彼が人間でい続けることは誰にも制限できないし、する必要がないこと。
だからこそ最後まで「人間」でいようとした彼の生き方がじんわりと心に残りました。
この前向きな姿がとっても印象的でした。

投稿: ななな | 2008年2月29日 (金) 21時11分

シャーロットさん、こんばんは!

この作品、シャーロットさんは絶対好きだと思いました!
確かにアート系なのに、いろいろな方に評判いいですよね。
昨年よりシャーロットさんの影響を受け(?)、単館ものもたくさん観るようになったところで、こういう作品に出会えて嬉しいです。
また今度お会いしたときに映画のお話をしましょー。

投稿: はらやん(管理人) | 2008年2月23日 (土) 22時05分

睦月さん、こんばんは!

そうですよね。
もちろん感動するわけだから「泣く」のですけれど、心が揺さぶられるとき必ずしも「泣く」わけじゃないんですよね。
映画で病気をテーマにするとどうしても悲劇に偏ってしまいがちですが、とても前向きさを感じられ、その姿勢に心を揺さぶられました。

投稿: はらやん(管理人) | 2008年2月23日 (土) 21時10分

コブタさん、こんにちは!

>プラスな想い満ちた心地よいエネルギー
そうそう、そういう感じがありました。
たいへんな病気になっただけその悲劇だけを描くと、ただの「涙もの」の映画になってしまいますが、本作は生きるということを前向きにとらえているところが良かったです。

投稿: はらやん(管理人) | 2008年2月23日 (土) 07時46分

ぼんそわ。
先日はお会いできなくて残念でございました。また映画について熱く語り合えると嬉しいでーす。・・・本作が話題になっていたのですね。それは私としても嬉しいです。
シュナーベルの作品はどれも好きですが、これは別格。こんなにも自分のフィーリングにばっちり合う作品といきなり出会ってしまって、私はそっちの方が感動的でしたよ。
アート作品なのに意外に好意的なブロガーさんが多いので嬉しいです♪
そうそう、当たり前な自分の置かれている環境の大切さが身に沁みますよね。
失ってこそわかる、自由という当たり前な事。でも失ったからこそ、もっと自由になれた…って思えるジャンの前向きさ加減に感銘を受けました。

投稿: シャーロット | 2008年2月19日 (火) 00時39分

こんにちわ。

「泣くことが感動することである」
私をはじめ、多くの人がそんな風に勘違いをしているんですよね。『感動』とはそういうことではない・・ってことに気づかせてくれた作品だったと思います。

ハンディを抱えた人物の映画はこれまでにもいくつもありましたが、こんなにポジティブに清々しささえ感じる明るさでアプローチをかけたこの作品の斬新さは実に素晴らしかったなあと思いました。

投稿: 睦月 | 2008年2月18日 (月) 17時33分

表現すること、それが人間にとっていかに素晴らしく大切なことであるのかを見せつけられた作品でしたよね。

ジャン・ドーの表現することへのひたむきな想いは決して涙をさそうような安っぽい行為ではなく、プラスな想い満ちた心地よいエネルギーに感じました。
ジャン・ドーを救ったものも神ではなく、創作することへの意欲そこも彼らしいさなのでしょうね。

投稿: コブタです! | 2008年2月17日 (日) 21時32分

スワロさん、こんばんは!

過酷な境遇を表現していますが、タイトルがとても詩的ですよね。
ものを表現する仕事をしていた方ならではだと思います。
それだからこそ、表現するということを封じられたジャンの最初の絶望感は深かっただろうと思います。
けれども「自分を憐れむのを止め」、できる限りのことをしていく姿勢は、心を打たれるものがありました。

投稿: はらやん(管理人) | 2008年2月16日 (土) 21時09分

はらやんさん、こんばんは。

この作品、先日ちょっと話題になっていましたよね。
もともと見る予定がなかったのですが、
気になったので見てしまいました(照)

>あくまで人間であること、それは言葉を発すること、
>意志を表すことへこだわり、それを守るために静かなる闘いを続ける。
静かな闘いって言い得ていますね。
スワロとしてはもうちょっと彼の内なる葛藤の描写が欲しいなと思ったのですが、
彼の芯の強さと豊かなキャラクターに引き込まれてしまいました。
「潜水服」って正確なうえ、
ELLE編集長らしいお洒落な例えですよね。

投稿: swallow tail | 2008年2月13日 (水) 23時34分

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