本 「探偵ガリレオ」
昨年の秋のクールでお気に入りのドラマだった「ガリレオ」の原作「探偵ガリレオ」を読んでみました。東野圭吾さんの作品は以前に一冊だけ読んだだけですね。
おもしろくなかったわけではないですが、特に好きという感じでもなかった印象があります。
さて、原作に登場する探偵ガリレオこと湯川学のイメージは佐野史郎さんだそうですね。
やはり僕はドラマの印象が強く残ってしまっているため、小説を読んでも福山雅治さんのイメージで読んでしまいます。
原作とドラマの大きな違いは、湯川のワトソン役となるのが、原作では湯川の同級生の刑事草薙ですが、ドラマでは柴咲コウさんが演じていた内海薫となっています。
原作とドラマでは事件の内容自体はほぼ共通していて、そのトリックはほぼ原作に準拠しているようでした(「予知夢」はまだ未読なので、そちらをベースにしている話はわかりませんけれども)。
トリックの説明は先にドラマで理解していたので、小説を読んでもわかりくいところはありませんでした。
やはりこれは映像の力ですね。
小説自体は短編だということもあり、さらさらと読みやすい印象。
そういうこともあって、好きだとか嫌いだとか強い印象が残る作品という感じはしませんでした。
僕にとっては東野圭吾さんという作家はやはりそんな感じなのかな。
「探偵ガリレオ」東野圭吾著 文藝春秋 文庫 ISBN4-16-711007-5
テレビドラマ「ガリレオ」の記事はこちら→
東野圭吾「ガリレオ」シリーズ短編集二作目「予知夢」の記事はこちら→
東野圭吾「ガリレオ」シリーズ短編集三作目「ガリレオの苦悩」の記事はこちら→
東野圭吾「ガリレオ」シリーズ長編1作目「容疑者Xの献身」の記事はこちら→
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