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2008年1月26日 (土)

「ヒトラーの贋札」 生き抜くことの行為への誇り

第二次世界大戦、ナチスドイツは「ベルンハルト作戦」を展開しました。
これはイギリスのポンド札、またアメリカのドル札の贋札を作り市場に流通させることにより、連合国側に経済的ダメージを与える作戦です。
そのためにユダヤ人の印刷や銅版画の技術者が集められ、贋札作りを強要されました。
その中の一人が主人公のサリー。
サリーはパスポートや紙幣の偽造を行う贋作師でした。
けれどもたった一回の油断によりナチスに逮捕され、ベルンハルト作戦を指揮しなくてはならなくなります。
贋札が作れなければ、彼らは他のユダヤ人と同じくナチスから見れば、価値のない人として処刑されてしまう。
けれども贋札ができれば、それによりナチスは勝利し、結果的に彼らの今の状況は変わらない。
生き延びようとすれば贋札を作るしかない。
けれども可能な限りそれを遅らせる。
サリーはとても微妙な舵取りが求められる状況にあります。
収容所にはさまざまな人間がいます。
正義感に燃えて贋札製造をこばむブルガー、彼の理想は収容所のユダヤ人を危機に陥れます。
死ぬことを恐れ、贋札作りを達成しようとする他の技術者たち。
彼らそれぞれの思惑があるため、サリーの舵取りは困難を極めます。

サリー自身は感情をあまり表に出さない男です。
そのため彼が何を考えているかわかりにくい。
いわゆる今までの「収容所もの」にあるように理想を高らかに叫んだり、カリスマ性があるようなリーダーではありません。
彼は理想主義者ではない。
サリーの技術を評価し、他の収容所よりも破格の待遇をする親衛隊大佐ヘルツォークが敗戦間際にパスポート偽造を要請すると、サリーは彼と取引するしたたかさを持っています。
理想に殉じるよりは、みっともなくても同胞が共に生き抜いて、生き抜いていくことに意味があると考えているように思えます。
淡々としている彼も、仲間を売ること、自分から死を選ぶことに対しては激しく感情を露にしました。
サボタージュを続けるブルガーを売ろうとした仲間への言葉。
結核に冒されたコーリャを失った時の叫び。
妻や子を収容所で失って自殺をしたロセックを発見したときの無言。

冒頭でサリーは贋札の札束を手にしてモンテカルロのカジノを訪れます。
そこで彼は勝ちに勝って、みるみるうちにチップが溜まっていきます。
彼がそれを見つめそして物語は、戦中のベルンハルト作戦への回想シーンに入っていきます。
そして映画のラストに再び時は戦後のモンテカルロに戻ります。
そこで彼はカジノで得たチップを無意味に賭け、贋札のすべてをわざと失います。
サリーは彼らユダヤ人が生き抜いた証である贋札が、賭け事で簡単に倍増していく様を見て、空しくなったのではないかと思いました。
それでも彼は、生き抜くために同胞が必死になって成し遂げたことに対して誇りは失いませんでした。
カジノで出会った女が「あんなにたくさんのお金を失ってしまって」と言ったことに、
「あんなものはまた作れる」
とサリーが言ったのは、彼らが成し遂げた行為への誇りが言わしめた言葉だったのでしょう。

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コメント

ノルウェーまだ〜むさん、こんにちは!

実際に行かれたんですね。
確かに実際の場所に行くと、そこの空気とか雰囲気とかは映画で観るよりもより響いてくるものがあるのかもしれないですね。
生き残るために何ができるか、正しいとか正しくないとかだけでなくて、当たり前に生きるためにそれだけのことをしなくてはいけない現実というものがそこにはあったのでしょう。

投稿: はらやん(管理人) | 2010年11月13日 (土) 08時28分

はらやんさん、こんばんは☆
アウシュビッツから戻ってきました。
この映画は行く前に見たのですが、今はレビューを書くのがより重くなっています。
私が見てきたのは、彼らの偽札工場の壁の向こう側で、いかに彼らが厚待遇だったかを、まざまざと見てきました。
奇跡的に生き残った彼らが残した、収容所の様子を描いた絵が沢山かけてあり、ブルがーやサリーがこの絵を残したのかな・・・と思いながら見学しました。

投稿: ノルウェーまだ~む | 2010年11月11日 (木) 03時15分

ななさん、こんにちは!

全員で生き残るということにこだわるサリー、理想に殉じようとするブルガー、二人の行動は違いますが、生というものこだわるところは共通していたような気もしますね。
自分があのような究極の状況に陥ったとき、どう行動できるか想像もつきません・・・。

投稿: はらやん(管理人) | 2008年7月21日 (月) 15時12分

こんばんは
サリーのポーカーフェイス,その中に秘められた人情やしたたかさ,プロの職人としての誇り,ものに動ぜぬ胆力など・・・贋作師であった彼の人生観や価値観や強さがとても心に残りました。
理想に殉じようとするブルガーの姿勢もまた印象深いものでしたが・・・・。

投稿: なな | 2008年7月18日 (金) 23時10分

とんちゃんさん、こんばんは!
風邪のほうはいかがでしょうか?

サリーの収容所での生活は、ほんとに刃の上をそろりそろりと歩くように際どいものだったのでしょうね。
諦めて無気力になるわけでもなく、また血気盛んに反抗するのでもなく、みんな全員で最期まで生き抜く道を探っていたように思えました。

投稿: はらやん(管理人) | 2008年4月 5日 (土) 06時25分

はやらんさん
(^-^*)/コンチャ!
熱で魘されていながら(風邪引いて仕事も
サボタージュ^^)
寝飽きてしまいPCにちょことだけ臨み
ました。

4月は忙しくなり中々コメントにこれないかもしれないので休んだ日をフルに活用したくて^^;

>あんなものはまた作れる」
とサリーが言ったのは、彼らが成し遂げた行為への誇りが言わしめた言葉だったのでしょう。
なるほど!確かに犯罪かもしれないけど
ナチス・ドイツの横暴に比べたら可愛いものです。サリーの生き様は、私は好きで感情移入できました。
贋金作りぐらい、ユダヤ人大虐殺した奴らに
比べたら可愛いですよね!

投稿: とんちゃん | 2008年3月31日 (月) 10時53分

スワロさん、こんばんはー。
今日も暖かかったですねー、ほとんど春でした。
このまま暖かいままだったらいいのに(寒いの苦手なもので)。

カジノのシーンのサリーはなんだか哀愁漂っていましたね。
観終わった直後は、サリーは記事で書いたような気持ちだったのではないかと思いましたが、もしかすると収容所で生きるか死ぬかのギリギリのところで知恵と技術を使って生き抜いていこうとする緊張感がなくなったことによる空しさなのかもと、思ったりもします。

投稿: はらやん(管理人) | 2008年3月11日 (火) 23時04分

はらやんさん、こんばんは。
だんだん春らしくなってきましたね~。
自転車で映画館へ行くのも苦じゃなくなってきました(笑)

冒頭とラストのカジノのシーンはこの作品のよいスパイスだったと思います。
特にラストのカジノでわざとお金を落としていくシーン・・・
何かを吐き出すかのように
ひたすら賭けまくるサリーの姿がすごく寂しかったです。

投稿: swallow tail | 2008年3月10日 (月) 01時08分

mezzotintさん、こんばんは!

身につけた技術が自分の命を救うことにもなるけれども、それが結果的には同胞たちを苦しめ続けることになるかもしれないという葛藤が感じられました。
特にサリーの収容所の仲間を生き続けさせること、そして同胞たちも苦しめないこと、それを同時に追いかけなくてはいけない舵取りを行っていたところの緊迫感は静かながらもヒリヒリと伝わってきましたね。

投稿: はらやん(管理人) | 2008年3月 1日 (土) 21時06分

シャーロットさん、こんにちは!

ドイツらしく骨太な映画でしたね。
サリーはカジノで運だけで増えていくお金をみて、仲間と命をかけてつくった贋札の重みが軽くなったように思ったのではないかと思いました。
タンゴを踊っても、女性と情を通じても彼が無表情であったところにそんな空しさが感じられました。

投稿: はらやん(管理人) | 2008年3月 1日 (土) 15時11分

はらやんさん
TBありがとうございました!
こちらからはTB送れないようで・・・。
コメントのみで失礼いたします。
ナチスドイツの脅威的行動は、映像では
そこまでリアルに表現されてはいませんでしたので、それがある意味救いでした。
生き延びるための贋札造りには葛藤もあった
だろうけど、自分たちにはこれだけの高い
技術を持っているという誇りはおっしゃるように行きぬくことへの誇りとなったと思います!私も銅版画をかじっておりますが、なかなか難しいと・・・・。かなりレベルの高い人たちだったのではなんて思います。

投稿: mezzotint | 2008年3月 1日 (土) 12時55分

こんにちはー。
外国語映画賞を受賞しましたねー。昨年に引き続きドイツが舞台のものは注目ですね。
ラストのタンゴがすごく胸にグッときて印象的でした。お金の価値なんて結局は信用性がないってことかなあと思ったり…。

投稿: シャーロット | 2008年2月26日 (火) 20時12分

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