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2008年1月 2日 (水)

「ジョシデカ! -女子刑事-」 「アンフェア」には及ばず・・・

秋のクールで観ていたドラマ3本のうちの1本がこの作品。
雑誌などの事前情報を見ていた時は、もともと1番気になっていたドラマでした。
ヒットしたドラマ「アンフェア」の原作小説「推理小説」の秦建日子さんの脚本であるということもありましたし、新米刑事畑山来実(仲間由紀恵さん)と検挙率No1のベテラン刑事桜華子(泉ピン子さん)の二人の女刑事のバディものという設定もおもしろそうでしたし。
観始めて何度か途中で観るのを止めようかと思ったりもしましたが、結局最終回まで観てしまいました。

ドラマの構造としては、まずシリーズ全体を通して謎の連続殺人事件が発生し、これが全体をつなぐ軸となっています。
また1、2回分づつで1つの事件が発生していき、それを解決していく展開。
そしてそれらの事件も実は連続殺人事件に裏では繋がっているという構成です。
毎回のラストで軸となる連続殺人事件に関わる謎が提示して次回に誘引するというのは、「アンフェア」などでも見受けれました。
そしてシリーズ中盤くらいから、主人公来実の周囲に犯人がいるように匂わされます。
このあたりも「アンフェア」に酷似していますね。
ただ毎回起こる事件は正直言ってそれほどおもしろくはない。
「アンフェア」の時のような「小説での予告殺人」や「募金型誘拐」などといったユニークなアイデアはないのでパンチがないと言わざるをえません。
そんなこともあって観るのを止めようかと思ったのですが、やはり連続殺人事件の顛末は気になるということで最終回まで・・・。
制作者の思うツボでした・・・。

仲間由紀恵さんは美人なのにコメディができるので好きな女優さんなのですが、今回の役はミスマッチ。
自分のことを「自分は」と言う体育系女子なんですが、どうもこれが板についていないような気がしました。
また泉ピン子さんは言葉をまくしたてるシーンが多かったのですが、どうも滑舌が悪くシャキッとしない。
直情型新米刑事とコワいおばさん刑事という組み合わせはおもしろいと思ったのですが、どうもキャスティングはしっくりといっていなかったような気がします。
二人の関係はけっこうコメディタッチに描かれているのですが、連続殺人事件自体や、それにまつわる背景はけっこうシリアスで、どちらを狙っているのかがわかりにくい演出でちょっと居心地が悪いような印象もありました。
1クールのドラマ十数回分、視聴者を引っ張り込もうという意図は感じましたが、どうも細かいアイデア、構成まで気が回っていない感じがしました。
「アンフェア」みたなものを狙いながら、丁寧さがなくそこまで及ばなかったという結果のような気がします。

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