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2008年1月12日 (土)

「のだめカンタービレ inヨーロッパ」 見所はやはりヨーロッパロケ

一昨年放映された月9ドラマ「のだめカンタービレ」のスペシャル版です。
月9の時はのだめと千秋がヨーロッパに旅立つところで終了しましたが、今回のスペシャル版ではその後の二人が描かれています。
現在も原作は続いていますが、基本的にドラマは原作に忠実に展開していきます。
第一夜は千秋の指揮者コンクール、第二夜はのだめのリサイタルが話の中心になり、また二人の距離が離れたり近づいたりするところが横軸になります。

見所といったら、まずはヨーロッパでのロケでしょう。
多分、のだめと千秋の屋外シーンはほとんどロケですよね。
映画ならまだしも、スペシャル版とはいえテレビドラマでこれだけ海外ロケをしているなんて、なんて贅沢。
一度だけパリは行ったことがありますが、自分が見た名所に千秋やのだめがいるのを観るのはなんだか感慨深かったです。
クリスマスの街の中を千秋が歩くシーンがありましたが、これは昨年末に撮影したんですよね。
クリスマスに撮影し、編集して、年初にオンエア。
監督、スタッフは年末年始返上だったのでしょう。
お疲れさまでございます。
ヨーロッパでのコンサート、リサイタルの会場もヨーロッパでのロケですよね。
月9の時にサントリーホールでのコンサートシーンも凄いなと思いましたが、さすがヨーロッパのホールはまた風格が違う。
そのあたりも画面から伝わってきました。

あと見所はキャストですね。
もともと月9のドラマの時から、原作のキャラクターのイメージを損なわずにキャスティングしていると思いますが、ヨーロッパ篇から登場するキャラクターもいいキャスティングだったと思います。
原作に登場する、のだめ&千秋の下宿先にいる学生、フランク(フランス人)とターニャ(ロシア人)はキャストはどうするのかなーと思っていたら、ウエンツ瑛士さんとベッキーさんでした。
見た目外人だし、日本語うまいし、なるほどなキャスティング。
中国人の美人ピアニストの孫Ruiを山田優さん、小柄な日本人指揮者片平を石井正則さんというのも原作のイメージぴったり。
原作でも印象的だった片平のジャンプしながら指揮をする様子というのは、なかなか見物です。

月9の時も原作に忠実に漫画的な表現が取り入れられてましたが、パリの橋の上でののだめと千秋のケンカがあまりに原作通りで笑えました。
よくぞあそこまで原作に忠実に表現できますよね。
画面の展開のテンポもほんとに漫画を読んでいるように小気味よくて、すばらしい。
作っているスタッフが原作の漫画が好きなんでしょうね。
そういうのが伝わってきます。

また漫画を最初から読み直そうかなー。
何度読んでも楽しめるのが「のだめ」の魅力です。

月9ドラマ「のだめカンタービレ」の記事はこちら→
映画「のだめカンタービレ 最終楽章 前編」の記事はこちら→
アニメ版「のだめカンタービレ」の記事はこちら→

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コメント

空さん、こんにちは!

のだめのドラマはスタッフも原作が好きなんだろうなーと感じますよね。
そういえば、ユンロンでていなかった!
原作であった下宿の仲間たちでのスパゲッティの奪い合いなかったですねー。

投稿: はらやん(管理人) | 2008年1月19日 (土) 16時57分

ミチさん、こんにちは!

今回のスペシャルはやはりあのロケですよねー。
漫画読んだ時は、ヨーロッパ編に入ってからはテレビだと映像化むずかしいだろうなあと思っていましたが。
フジテレビは気合い入れましたねー。
原作、ぼちぼち読み直してますー。

投稿: はらやん(管理人) | 2008年1月19日 (土) 07時19分

こんにちは!
TBありがとうございました(^^)
大いに楽しめた二日間でしたね~♪幸せでした!
今回もスタッフの愛を、ヒシヒシと感じましたね☆
「もじゃもじゃ組曲」も聴けましたし(笑)
個人的には、ユンロンを見たかったのですが・・・。

また、のだめたちに会えるといいですねっ♪

投稿: | 2008年1月16日 (水) 10時18分

こんばんは♪
お正月の番組の中で「のだめ」が一番満足度が高かったです。
フランス編で原作をあそこまで再現してくれるとは思いませんでした。
私もはらやんさんやたいむさんみたいに原作を読み直そう~って思っているところです。

投稿: ミチ | 2008年1月15日 (火) 23時09分

たいむさん、こんばんは!

絶対無理だと思っていたヨーロッパ篇、気合いの入ったロケで見応えありました。
中でもドラマの構成は見事でしたよね。
原作ファンが見たいところははずさず、きちんと時間内におさめるというのをとてもうまくやっていたように思います。
一度読んだ本(漫画も)はあまり読み返さないほうなのですが、のだめは何度も読みたくなっちゃいます。

投稿: はらやん(管理人) | 2008年1月15日 (火) 20時15分

はらやんさん、こんにちは。
キャストも構成も、相変わらずに巧妙でしたねー。大満足な続編ヨーロッパ編でした。
若干時系列に入れ替えはあるけれど、上手くアレンジしているし、言うこと無しというか、絶賛の言葉しか出てきません。

最近は新刊が出て、前巻をチェックする程度でしたが、私も欧州編から読み直したくなりました。やっと時間が作れそうなので、チビチビ読もうと思ってます(^^)

投稿: たいむ | 2008年1月14日 (月) 22時38分

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