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2007年12月31日 (月)

本 「アフリカン・ゲーム・カートリッジズ」

この物語で無より銃を召還することができる能力を持つ人々を”銃使い”という。
その”銃使い”とそれを規制するGEAの戦いを描いています。
確かに戦闘シーンでのガンアクションの描写は、作中でも引用されているがジョン・ウーの映画を観ているよう。
薬莢が拳銃から飛び出す様子など、まるで映画の中のスローモーションを見ているような細かさだ。
とても視覚的には優れた描写力だと思う。

けれどもそれ以外はそれほど評価するところはない作品に思えます。
出てくるキャラクターが、悪い意味で漫画的、オタク的。
その手のコミック好きのファンが好むような趣味色が強いキャラクターばかりが登場する。
無意味に同性愛についての描写がでてくるのもなんとなく趣味的な感じがしてしまう。
そういうものが好きな人にはたまらないだろうが、関心がない人はげっぷがでてしまうかも。
また登場人物が話す主義も、作者の考え方が反映しているのだろうけれども、とても子供っぽく独りよがりな感じがしました。
ティーンの時に自分はなんだか特別であるのでは、大きなことができるのではと考えるような自意識過剰さみたいなものを感じてしまいました。
”銃使い”という特殊な能力を持つこと、そしてそれが少数であり迫害されているという状況は、10代が感じるような閉塞感、そしてそれに対する抵抗みたいなものを表しているのではと思いますが、どうもそれが鼻について仕方がない。
どうも肌合いが合わない小説でありました。

「アフリカン・ゲーム・カートリッジズ」深見真著 角川書店 文庫 ISBN978-4-04-387501-6

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