« 「幸せのレシピ」 自分のルールを破ってみること | トップページ | 「龍が如く <劇場版>」 好きな人は好きな味の濃さ »

2007年10月20日 (土)

「ロケットマン!」 トムヤム・ウェスタン?

8日にも及ぶタイ出張から無事帰国しました。
ずっーとタイ料理を食べていましたが、飽きることなく。
けっこう自分には合っている料理かもしれません(ヨーロッパだったら絶対飽きてしまいそう)。
今の時期タイは雨期とはいえやはり暑くて、帰ってきたら日本がすっかり涼しく(というより寒く)なっていてびっくりです。
2週間ぶりでの久々の映画の劇場観賞はタイ映画「ロケットマン」。
自分の中で親タイ度も上がってきましたし、「マッハ!」も好きな作品でしたのでタイ・ムービーを選んでみました。
雑誌で観たロケットの上にカーボーイ風の男が乗っているビジュアルにもちょっと興味引かれました。

時代は20世紀初頭、タイの中心地では輸出のために米の栽培が盛んになり、その作業のために牛が必要になり東北部から連れられてきていました。
牛飼いたちが平原をはるばると牛を連れてきます。
まさにこの様子は西部劇のよう。
その牛飼いたちが「ロケットマン」と呼ばれる男に襲われるという事件が頻発します。
「ロケットマン」はロケット型の爆竹を自在に操り、さらにムエタイの技もキレる謎の男。
この男は誰かを探し求めている様子・・・。

「ロケットマン」を演じるのは第2のトニー・ジャーとして「七人のマッハ!!!!!!!」でデビューしたダン・チューポンです。
僕はやっぱりトニー・ジャーの方が好きだなあ。
ルックスもかっこいいし、あとムエタイの技のキレはトニー・ジャーの方が数段上のような気がします。
アクション監督の演技付けなのかもしれないですが、アクションの合間に数瞬ですが間をあわせるようなところがあって、どうも「マッハ!」のような生身で実際やっているようなライブ感があまり感じられない気がしました。
まさに殺陣の段取りを決めて撮っているという印象です。
実際「マッハ!」なども段取りは決めていると思いますが、あまりに速い動きでそうは感じさせません。
やはりトニー・ジャーの実力が半端じゃないことの再確認になってしまった・・・。
あとどうにも編集がうまくないところがいくつか観られるのが気になりました。
これはストーリー的に繋がりがわかりにくい点がいくつかあったのと、アクションシーンでの繋がりが悪くスピード感が寸断されてしまっているような点とありました。
アクションシーンは間の悪いスローモーションの多用が気になりました。
あとロケットにカーボーイというアイデアみたいなのはとても好きなんですが、ロケットがあまりストーリー的にもアクション的にも活かしきれていないところが残念なところでもあります。
ユニークなアイデアなのでもっとうまく使えばよかったのに・・・。
全体的には残念な印象でした。
あ、ひとつだけ、ヒロインが美しいところが拾いものでした。
20世紀初頭の設定なのに彼女だけ現代風の衣装なのはご愛嬌というところでしょうか。
そういえばバンコクの街を歩いている若い女性は、お洒落できれいな人が多かったなあ。

タイ映画「マッハ!」の記事はこちら→

にほんブログ村 映画ブログへ

|

« 「幸せのレシピ」 自分のルールを破ってみること | トップページ | 「龍が如く <劇場版>」 好きな人は好きな味の濃さ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「ロケットマン!」 トムヤム・ウェスタン?:

» ロケットマン!! [B級パラダイス]
タイトルからしてどんなおバカ映画化と思ってました。が!意外と普通の内容で(失礼)ビックリ。 [続きを読む]

受信: 2007年10月21日 (日) 14時59分

» 弾丸と共に飛んでくる男 [CINECHANの映画感想]
257「ロケットマン!」(タイ)  1920年代、タイの農耕地帯。ナイホイ(牛飼い)から略奪する牛泥棒を阻止し、牛を貧しい村人に分け与える男がいた。膨大なロケットと己の肉体で戦う彼の正体は誰も知らず、人は彼を〝ロケットマン〟と呼んだ。  彼は幼い頃冷酷無比な牛泥棒に両親を殺され、強い復讐を誓っていた。唯一の手がかりは胸に刻まれた刺青。ついにその男ナイホイ・シンを突き止めるが、彼は妖術使いであった。  ある日森の中でウェン閣下に出会い、〝黒鬼〟と呼ばれる妖術使いナイホイ・ダムの元へと案...... [続きを読む]

受信: 2007年10月21日 (日) 17時00分

« 「幸せのレシピ」 自分のルールを破ってみること | トップページ | 「龍が如く <劇場版>」 好きな人は好きな味の濃さ »