「ロケットマン!」 トムヤム・ウェスタン?
8日にも及ぶタイ出張から無事帰国しました。
ずっーとタイ料理を食べていましたが、飽きることなく。
けっこう自分には合っている料理かもしれません(ヨーロッパだったら絶対飽きてしまいそう)。
今の時期タイは雨期とはいえやはり暑くて、帰ってきたら日本がすっかり涼しく(というより寒く)なっていてびっくりです。
2週間ぶりでの久々の映画の劇場観賞はタイ映画「ロケットマン」。
自分の中で親タイ度も上がってきましたし、「マッハ!」も好きな作品でしたのでタイ・ムービーを選んでみました。
雑誌で観たロケットの上にカーボーイ風の男が乗っているビジュアルにもちょっと興味引かれました。
時代は20世紀初頭、タイの中心地では輸出のために米の栽培が盛んになり、その作業のために牛が必要になり東北部から連れられてきていました。
牛飼いたちが平原をはるばると牛を連れてきます。
まさにこの様子は西部劇のよう。
その牛飼いたちが「ロケットマン」と呼ばれる男に襲われるという事件が頻発します。
「ロケットマン」はロケット型の爆竹を自在に操り、さらにムエタイの技もキレる謎の男。
この男は誰かを探し求めている様子・・・。
「ロケットマン」を演じるのは第2のトニー・ジャーとして「七人のマッハ!!!!!!!」でデビューしたダン・チューポンです。
僕はやっぱりトニー・ジャーの方が好きだなあ。
ルックスもかっこいいし、あとムエタイの技のキレはトニー・ジャーの方が数段上のような気がします。
アクション監督の演技付けなのかもしれないですが、アクションの合間に数瞬ですが間をあわせるようなところがあって、どうも「マッハ!」のような生身で実際やっているようなライブ感があまり感じられない気がしました。
まさに殺陣の段取りを決めて撮っているという印象です。
実際「マッハ!」なども段取りは決めていると思いますが、あまりに速い動きでそうは感じさせません。
やはりトニー・ジャーの実力が半端じゃないことの再確認になってしまった・・・。
あとどうにも編集がうまくないところがいくつか観られるのが気になりました。
これはストーリー的に繋がりがわかりにくい点がいくつかあったのと、アクションシーンでの繋がりが悪くスピード感が寸断されてしまっているような点とありました。
アクションシーンは間の悪いスローモーションの多用が気になりました。
あとロケットにカーボーイというアイデアみたいなのはとても好きなんですが、ロケットがあまりストーリー的にもアクション的にも活かしきれていないところが残念なところでもあります。
ユニークなアイデアなのでもっとうまく使えばよかったのに・・・。
全体的には残念な印象でした。
あ、ひとつだけ、ヒロインが美しいところが拾いものでした。
20世紀初頭の設定なのに彼女だけ現代風の衣装なのはご愛嬌というところでしょうか。
そういえばバンコクの街を歩いている若い女性は、お洒落できれいな人が多かったなあ。
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