「シッコ」 背景にあるのは個人偏重主義
はてさて健康保険充実度のリストでは日本は第何位なのだろうか?
この映画を観て、アメリカの医療制度のひどさに大変驚いた。
世界で最も豊かな国のはずなんでしょ?
アメリカが国民にあんなに負担を強いているとは。
全く先進国とは思えないほどの医療事情です。
日本は「国民皆保険」の考え方なので、普通にお医者さんに行くと、僕たちは3割負担の金額を払っているわけです(映画の中で紹介されているイギリスやフランスのようにタダとはいかない)。
逆に7割は健康保険からでているわけで。
これを全額自分で払えと言われたら、おちおち病院に行けなくなりますよね。
健康保険というのは、うまくできている仕組みで全国民が保険料を払い、それがお医者さんに行くと7割分のソースになるんですよね。
健康な時は、給料明細を見るとこんなに保険料とられてと思いますが、いざ通院したりするとそのありがたみを感じたりするものです。
また国民が不健康であると保険料の支出が増えるため、収支のバランスが崩れ、健康保険制度自体が崩壊します。
そうなることを国は避けるため、国民の健康向上の政策をとることになるわけです。
アメリカでは民間企業の健康保険に各自が入るわけで、本作でレポートされているように無保険であれば、窓口での支払いは莫大になりますし、また国も国民の健康向上を図ろうとするプレッシャーは感じないということになるわけです。
映画を観ていて思ったのは、何故先進国であるアメリカがこれほどまでにひどい医療事情であるのかということ。
このような状態にあるのは、アメリカ人の国民性というものがあるように思えました。
それは「自分のことは自分でみる」という考え方。
「個人」というものに対する過度な信仰と言ってもいいかもしれません。
「アメリカン・ドリーム」とよく言いますが、これは自らが努力し、運をつかみ、成功するというサクセスストーリー。
ここにある考え方は「個人」がその能力を使い得たものは、すべてその「個人」に帰するというもの。
ただみんなが成功者になれるわけがない。
一握りの成功者の裏には、たくさんの敗者がいるのは道理です。
アメリカ人は、成功も失敗もすべて自分に帰する、負けたら負けた者が悪いという考え方にあるように思えます。
「自分のことは自分でみる」というのは、アメリカという国の成り立ちにも関わるのかもしれません。
もともとアメリカ人は、ヨーロッパから宗教的に追い出された清教徒が起源になります。
彼らは迫害され搾取される側であり、そういう中で「自分の身は自分で守る」という考え方が育ってきたのかもしれません。
マイケル・ムーアが「ボウリング・フォー・コロンバイン」で警鐘を鳴らした銃問題も同じ考え方が根本にあるような気もします。
極端な個人偏重主義は、映画の中にもありますがアメリカ人の社会主義に対するアレルギーのような拒否反応にもみてとれます。
ヨーロッパは窓口支払いがタダなのは、キリスト教的博愛精神が背景にあるのでしょう。
日本の保険も、先に書いた仕組みのこともありますが、もともと日本人にある助け合い(互助)の精神などがバックボーンにあるのかもしれません。
映画のまとめに「「私」だけでなく「私たち」を大切にしよう」というムーア監督の言葉があります。
そのとおりだと思います。
人はいつしか老いて弱者になる、そのことを忘れてしまっているといつかひどいしっぺ返しを受けるような気がします。
日本も制度改定で窓口支払いの負担割合が以前よりも増えました。
少しずつ「アメリカ化」しているような気がしないでもありません。
アメリカという国はひどいなと思うだけでなく、日本の健康保険の現状についてもしっかりと見ていかないといけないと思いました。
最後に冒頭の問いの答えを。
日本は一応10位らしいです。
これを高いと見るか、低いと見るか・・・。
マイケル・ムーア監督作品「キャピタリズム〜マネーは踊る〜」の記事はこちら→
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» シッコ(SiCKO) [まぁず、なにやってんだか]
8月15日、よみうりホールの「シッコ(SiCKO)」の試写会に行ってきました。
「なんてタイトルをつけたんだ!口にしにくいじゃないか!!」
と思いつつ、好きなマイケル・ムーア監督の映画なので、かなり前から楽しみにしてました。
今回も期待を裏切らない、いい内容でした。
チラシに「アメリカが笑った、怒った、そして泣いた--。」とあり、
・・・泣いた?・・・
大げさなんじゃないの?
と、映画を観る前は思っていたんですが、ホロッと泣けてしまいました。
今回も笑える演出やつぶやきが... [続きを読む]
受信: 2007年9月 9日 (日) 22時16分
» 映画「シッコ」 [茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~]
原題:SiCKO
またしても富める国アメリカの暗部にして歪んだ実態をみる思いがする、日本がこの国に追随しているのだとしたら国民として怒りをもって異を唱えるべきか・・
現在の日本では、健康保険の自己負担割合が3割、つまり前回歯医者に通っていた時には1回1,500円位... [続きを読む]
受信: 2007年9月10日 (月) 00時39分
» 「シッコ」レビュー [映画レビュー トラックバックセンター]
映画「シッコ」についてのレビューをトラックバックで募集しています。 *監督・製作・脚本:マイケル・ムーア 感想・評価・批評 等、レビューを含む記事・ブログからのトラックバックをお待ちしています。お気軽にご参加下さい(^^... [続きを読む]
受信: 2007年9月10日 (月) 17時14分
» シッコ(07・米) [no movie no life]
国民皆保険を実現せよ!
マイケル・ムーア監督の最新作、今度は医療問題。
まずもってアメリカの医療保険がこんなにひどい状態とは思いもしなかった・・・。よく「ER」などで、保険に入ってないから治療を受けられないというシーンを目にしたが、それってごく少数だと思っ... [続きを読む]
受信: 2007年9月12日 (水) 01時37分
» ●シッコ(Sicko) [コブタの視線]
映像テロリストの異名をもつマイケル・ムーアはその通り名からも、鋭い社会風刺と過激なパフォーマンスが売りのように思われているが、コブタがマイケル・ムーア監督作品に感じるのが大胆さと彼特有のユーモアセンスと熱い... [続きを読む]
受信: 2007年9月15日 (土) 20時39分
» シッコ★Sicko マイケル・ムーア最新作! [銅版画制作の日々]
テロより怖い、医療問題。
9月2日、京都シネマにて鑑賞。マイケル・ムーア監督の3年ぶりの最新作だ。私が観たのは、「ボウリング・フォー・コロンバイン」以来である。残念ながら、「華氏911」は未見である。ブッシュ大統領に突撃取材という話題の作品だったのに・・・・。観れなくて残念
さて今回の新たな標的はな・な・な・なんと誰もが関わりをもつ、医療問題だ日本でも、医療費の負担額は、随分厳しい状況3割負担の私とっても、かなりきつい薬を貰うたび、金額の多さに気分。しかし... [続きを読む]
受信: 2007年9月15日 (土) 21時42分
» [Review] シッコ [Diary of Cyber]
sicko
-【名】 (《複》 ~s)
《米俗》 精神異常者、倒錯者
以前『華氏911』を観賞しましたが、(個人的には)正直好きになるには程遠い作品だと思いました。僕自身も決して完全に中立的な考えを持つ人間だとは思っておりません(やはり人間ですから、何かしらの贔屓目は見てしまうもの…)が、マイケル・ムーア氏の着眼点の偏り方に、うんざりしたところがあったからです。
でも、すぐ後に気づきましたけれど。彼の作品の多くは、こんな調子なんだということを。また同時に、自分が... [続きを読む]
受信: 2007年9月15日 (土) 22時59分
» シッコ sicko (ネタバレあり) [エミの気紛れ日記]
さすがはマイケル・ムーアです。
テアトル梅田で公開された初日・初回の『シッコ』で立ち見を出すとは。
あ、私はもちろん座って鑑賞しましたよ。
ところで海外に行く際の注意点で
・海外に行く前に歯医者に行っておこう
・海外保険に入っておこう
・救急車を簡単....... [続きを読む]
受信: 2007年9月16日 (日) 01時26分
» 『シッコ』 (2007) / アメリカ [NiceOne!!]
監督・脚本・製作:マイケル・ムーア公式サイトはこちら。<Story>医療保障の破滅によって崩壊し、粉々にされ、場合によっては絶たれてしまったごく普通のアメリカ人数名のプロファイルで幕をあける本作は、その危機的状況が、4700万人の無保険の市民たちだけでなく...... [続きを読む]
受信: 2007年9月16日 (日) 10時07分
» シッコ sicko(映画館) [ひるめし。]
医療関係者は絶対に、絶対に、観てください。 [続きを読む]
受信: 2007年9月16日 (日) 13時13分
» 映画〜シッコ [きららのきらきら生活]
☆公式サイト☆『ボウリング・フォー・コロンバイン』がアカデミー賞長編ドキュメンタリー部門に輝き、『華氏911』でカンヌ映画祭パルムドールを受賞したドキュメンタリー監督マイケル・ムーアが、4700万人の無保険者だけではなく、保険料を支払っている数百人にもマイナスの影響を及ぼすアメリカの医療システムの実態を明らかにする。カナダ、イギリス、フランスを訪れ、国民全員が無料医療の恩恵を受ける国の事情を見つめながら、アメリカの混乱した医療制度を浮き彫りにしていく。『ボウリング〜』では、コロンバイン高校の事件... [続きを読む]
受信: 2007年9月16日 (日) 17時27分
» シッコ/マイケル・ムーア [カノンな日々]
インディーズなイメージだったのに今じゃすっかりドキュメンタリー映画の巨匠のような存在になってるマイケル・ムーア監督。今回、彼が鋭くメスを斬り込んだのはアメリカの医療システム。これまでのアメリカの銃社会や政治をテーマにした作品は、興味は持てても実感しにくい....... [続きを読む]
受信: 2007年9月16日 (日) 21時49分
» 映画『シッコ』を観て [KINTYRE’SDIARY]
64.シッコ■原題:Sicko■製作年・国:2007年、アメリカ■上映時間:123分■鑑賞日:9月1日、シネマ・ギャガ(渋谷)■公式HP:ここをクリックしてください□監督・脚本・製作:マイケル・ムーア□製作:メガン・オハラ□製作総指揮:キャスリーン・グリーン、ボ...... [続きを読む]
受信: 2007年9月16日 (日) 23時44分
» シッコ [ダイターンクラッシュ!!]
9月11日(火) 21:30~ チネ2
料金:1200円(レイトショー料金) パンフ:700円
『シッコ』公式サイト
馬鹿ブッシュの天敵、デブ男の社会派ドキュメンタリーの新作。今度は、医療制度の問題だ。
カナダ、フランス、イギリス、後なんとキューバを良い医療制度として示している。タダ同然とかタダらしいよ。フランスの医者は、国から給与を貰っている訳だが、アウディを2台所有し、1億円超のアパートメントに住み、給与は2500万円+出来高払いだそうだ。フランスの税金高いんだろうな。
南カ... [続きを読む]
受信: 2007年9月17日 (月) 00時58分
» シッコ [そーれりぽーと]
土曜朝の事、「今日何て映画観にいくの?」と甥っ子に聞かれ、「シッコやで」と答えたら「おしっこ!おしっこ!」と大ウケ。
小さい子はおしっこと、う○こと、ちん○んだけで笑えて楽しそう。
全然関係のない書き出しで失礼。
★★★
マイケル・ムーア監督のやり過ぎな切り口については毎回どうかと思うところだらけだけど、人の言う事を聞かない人たちにはこの位ショッキングなものを観せて問題視させないとダメと言う事なんでしょう。
正直、アメリカの医療制度には驚きの連続。
開いた口が塞がらない。
こんなに非道な方法が、... [続きを読む]
受信: 2007年9月17日 (月) 02時39分
» ★「シッコ」 [ひらりん的映画ブログ]
今週の週末レイトショウ鑑賞は・・・
本日公開の本作。
ジャッキー・チェンの「ラッシュ・アワー3」は、
目覚まし時計欲しさに前売り券買っちゃったので、平日に見ることにしたので。
... [続きを読む]
受信: 2007年9月17日 (月) 03時13分
» 映画:シッコ SICKO [駒吉の日記]
シッコ SICKO(シネマイクスピアリ)
「米国の偉大なところは文明によるものではない 自らを正す能力にある」
SICKO=病人。まさか泣くとは思いませんでした。劇中に何度ももらい泣き・・・
大まかなストーリーとレビュー等観ていたのですが驚きの連続。無保険者の実態... [続きを読む]
受信: 2007年9月17日 (月) 08時34分
» シッコ [映画のメモ帳+α]
シッコ(2007 アメリカ)
原題 SICKO
監督・脚本・出演 マイケル・ムーア
(ドキュメンタリー映画)
『ボウリング・フォー・コロンバイン』で銃社会、『華氏911』でブッシュ政権の欺瞞を暴きだし、アメリカ社会の病理を描く作風でありながら、今や世界中が注目し、警戒するドキュメンタリー映画作家となったマイケル・ムーア。その強引な作風は熱烈な支持を得る一方、反ムーア派もそれに負けないくらい多い。
その待望の?新作映画が『シッコ』である。
Sicko(シッコ)とは... [続きを読む]
受信: 2007年9月17日 (月) 08時42分
» シッコ [日っ歩~美味しいもの、映画、子育て...の日々~]
もう、30年以上も前になりますが、アメリカで長期に入院したことがあります。原因は肺炎でしたが、高熱が長く続き、相当に危ない状態にもなったそうです。当時は、まだ、現在のアメリカにある保険制度もありませんでした。医療費が高いため、普通のアメリカ人が、長期に入院するこ... [続きを読む]
受信: 2007年9月17日 (月) 10時20分
» シッコ(2007年) [勝手に映画評]
『華氏911』のマイケル・ムーアが、またまたアメリカの恥部を暴きました。それは、医療問題。先進国で唯一と言われる国民皆保険システムの無いアメリカの医療に関する問題をまじめに暴きます。
”テロより怖い医療問題”と言うのがこの映画の宣伝文句ですが、結構シャレになっていません。アメリカテレビを見ていると、よく「保険が無いので病院にいけない。」とか「私の保険はフルカバーなので大丈夫だ。」とか言うセリフを聞きます。国民皆保険の整っている日本では、理解しがたい言葉ですが、アメリカではそれが普通です。富める者に... [続きを読む]
受信: 2007年9月17日 (月) 12時47分
» シッコ(Sicko) [パフィンの生態]
マイケル・ムーア監督最新作は個人が民間保険に加入しなければな
らないアメリカの弱点を浮彫りにする映画。将来に不安を感じる方
観てください!
大国アメリカに国民健康保険に該当する制度がないことは不思議だ
ったが、ここまで悲惨な状態になっているとすれば驚きだ。
保険未加入者が治療を受けられない例だけではなく、真面目に保険
料を払っていた加入者であっても「支払い拒否する仕組み」がある
ことを被害者と関係者の証言によって暴いていく。
隣国カナダ、UK、フランスでの突撃取材を通じて「医療費負担ゼ
ロ」を... [続きを読む]
受信: 2007年9月17日 (月) 12時54分
» シッコ [ようこそ劇場へ! Welcome to the Theatre!]
”SiCKO”監督・脚本・製作=マイケル・ムーア。編集=ダン・スィエトリク、ジェフリー・リッチマン、クリストファー・スワード。音楽=エリン・オハラ。『ボーリング・フォー・コロンバイン』ではアメリカ銃社会、『華氏911』ではブッシュ大統領の戦争政策を取り上げたム−ア監督の今回の標的は、問題だらけの米国の医療保険制度。☆☆☆☆★... [続きを読む]
受信: 2007年9月17日 (月) 12時59分
» *シッコ* [Cartouche]
{{{ ***STORY***
医療保障の破滅によって崩壊し、粉々にされ、場合によっては絶たれてしまったごく普通のアメリカ人数名のプロファイルで幕をあける本作は、その危機的状況が、4700万人の無保険の市民たちだけでなく、官僚形式主義によってしばしば締め付けられながらも保険料を律儀に支払っている、その他数百万人の市民たちにも影響を及ぼしていることを明らかにする。いかにしてこれほどの混乱状態になったのか、それだけを述べた後、観客はすぐに世界へ連れ出される。カナダ、イギリス、フランスといった国..... [続きを読む]
受信: 2007年9月17日 (月) 14時30分
» 「シッコ SiCKO 」映画感想 [Wilderlandwandar]
アメリカの医療制度はビューキだ! 久々の、マイケル・ムーア監督の新作ドキュメンタ [続きを読む]
受信: 2007年9月17日 (月) 14時31分
» シッコ SiCKO [いい加減社長の日記]
昨日の公開作は、「Life 天国で君に逢えたら
」「TAXi 4
」そして「シッコ
」。
「Life 天国で君に逢えたら
」は、感動ものみたいで、ちょっと苦手な領域。
「TAXi 4
」にしようかと思ったんだけど、なんか観た感想が観る前から予想できる感じがあったので。... [続きを読む]
受信: 2007年9月17日 (月) 16時01分
» 感想/シッコ(試写) [APRIL FOOLS]
日本はダイジョウブ!? 『シッコ』8月25日公開。先進国で唯一、国民健康保険制度を持たないアメリカ。国民は民間の保険に加入するが、どこの会社も人命よりも利益優先。この事実に気づいたマイケル・ムーアはその危険性を訴えるべく立ち上がった! 諸外国を回ってアメリカとの差を明らかにし、医療保険制度問題を一刀両断!!
映画『シッコ Sicko』公式サイト
うそ、アメリカの医療保険ってこんなヤバイの!? とびっくりお勉強モードから始まり、エンタメしながらも独特の突撃取材で主張を展開。信じられないほど杜撰... [続きを読む]
受信: 2007年9月17日 (月) 23時34分
» シッコの前にメタボだろ(笑)【シッコ】 [犬も歩けばBohにあたる!]
突撃、アポなし取材でおなじみの マイケル・ムーア監督最新作『シッコ』を見てきまし [続きを読む]
受信: 2007年9月18日 (火) 00時30分
» シッコ [5125年映画の旅]
アメリカ合衆国の医療制度は日本のような国民全員が加入する皆保険制度ではない。国民一人一人が自分にあった保険会社に加入する仕組みになっている。一見自由に見えるこのシステム。しかし実は、アメリカの医療システムは根底から崩壊していたのだ!アメリカ医療の実態に...... [続きを読む]
受信: 2007年9月18日 (火) 06時41分
» シッコ [映画を観たよ]
あたし、保険入ってる? [続きを読む]
受信: 2007年9月18日 (火) 20時37分
» 『Sicko(シッコ)』 9P [OL映画でいやし生活]
私的オススメ度:9Pマイケルムーアの作品ということで、上映したら絶対見に行こうと決めていた作品。昨日新高島まで見にいってきましたー。【STORY】ドキュメンタリー監督マイケル・ムーアが、4700万人の無保険者だけではなく、保険料を支払っている数百人にもマイナス...... [続きを読む]
受信: 2007年9月18日 (火) 21時09分
» SiCKO(アメリカ) [映画でココロの筋トレ]
Amebaブログのクチコミ番付からご招待いただいて、マイケル・ムーア監督の「シッコ」の試写会に参加してきましたー。
( → 公式サイト
)
出演:マイケル・ムーア
上映時間:123分
ドキュメンタリー監督マイケル・ムーアが、保険料を支払っているにも... [続きを読む]
受信: 2007年9月19日 (水) 11時45分
» 『シッコ』 [たーくん'sシネマカフェ]
マイケル・ムーア監督作品は社会を痛烈に切り込む。今回は(いつも?)大真面目。誰にも身近な話題の医療問題。原題:SICKO =「病人」「狂人」「変人」などを揶揄するスラング監督・脚本:マイケル・ムーア 上映時間:113分 (2007/アメリカ)-Story-ドキュメンタリー監...... [続きを読む]
受信: 2007年9月19日 (水) 16時02分
» シッコ・・・・・評価額1800円 [ノラネコの呑んで観るシネマ]
よくぞ言ってくれた。
アメリカの電波少年、マイケル・ムーアの最新作「シッコ」は、「アメリカの医療保険制度の問題」を取り上げた意欲作。
これには、政治的な立場を超えて、喝采を叫んだ観客も多いんじゃないだろうか。
... [続きを読む]
受信: 2007年9月19日 (水) 19時09分
» 話題の シッコ を観てきました。 [よしなしごと]
フリーペーパーR25をはじめテレビでも取り上げられているにもかかわらず、いつも行く映画館では公開1ヶ月で上映終了してしまうと言うことで急いでシッコを観てきました。 [続きを読む]
受信: 2007年9月20日 (木) 01時03分
» シッコ SICKO [ロッタのひなたぼっこ]
そろそろお馴染みになったマイケル・ムーア。
『シッコ』を、これがアメリカ人が撮るから面白い! いや~、痛快。
観てたらほんとに、アメリカの医療はテロより怖い。
・・・というか、「世界一」と勘違いするアメリカの、最新鋭の医療がこんなんなら、テロとしか思えない・・・。
国民皆保険のかいアメリカ。
自分でお金を払って保険に入らないと、べらぼうに高い医療費を請求される!
6人に1人が保険に入ることも出来ず、怪我をしようが病気をしようが黙って耐えるのみ。
指を二本切断した男性... [続きを読む]
受信: 2007年9月20日 (木) 21時51分
» 【2007-119】シッコ(SICKO) [ダディャーナザン!ナズェミデルンディス!!]
人気ブログランキングの順位は?
ムーア先生、急患です。
保険満足度は
先進国中最下位!!
救急車に事前申請?
テロより怖い、
医療問題。
[続きを読む]
受信: 2007年9月24日 (月) 17時51分
» シッコ [ふぴことママのたわ言]
医療関係者は、絶対に絶対に観て下さい!
漠然と知ってはいた、アメリカの医療保険。
保険に加入していない人はもちろん、
加入者もとんでもない目にあっているのですね。{/ari_2/}
治療の拒否、治療してもらえても払えきれないような莫大な費用。
そのために家族を失った人も大勢います。
保険会社の医師たちは、保険料を払わずに済むように
既往症の申告漏れなどのあら探しをします。
そして、保険料の支払いを抑えられる医師が優遇されるのです。
医療とは、なんなのでしょうか?
治療が終わらなくても費用が払... [続きを読む]
受信: 2007年9月24日 (月) 19時41分
» 48『シッコ(Sicko)』を鑑賞しました。 [はっしぃの映画三昧!]
#63704;映画を鑑賞しました。#63893; 48『シッコ(Sicko)』 評価:★★★★☆ いい映画だ。 日本でも問題の医療制度。 是非、国民全員がこの映画を観て理解するべきだと思う。 アメリカの医療制度が如何に利益追従型のいい加減なシステムであ..... [続きを読む]
受信: 2007年9月30日 (日) 01時16分
» 「シッコ」 [みんなシネマいいのに!]
マイケル・ムーアの新作は、アメリカの医療問題がテーマである。 え~?医療問題 [続きを読む]
受信: 2007年9月30日 (日) 11時13分
» 映画 【シッコ】 [ミチの雑記帳]
映画館にて「シッコ」
『ボウリング・フォー・コロンバイン』がアカデミー賞長編ドキュメンタリー部門に輝いたマイケル・ムーアの新作ドキュメンタリー。アメリカの医療制度に様々な観点からメスを入れていく。
先進国で唯一、国民健康保険制度のないアメリカ。国民の6人に1人は無保険で、毎年1.8万人が治療を受けられずに死んでいくそうです。民間の保険に加入していたとしても安心はできません。保険会社は営利の株式会社がほとんどで、あの手この手で保険金の支払いを拒否してしまうからです。「平均より太っているから」と... [続きを読む]
受信: 2007年10月29日 (月) 00時10分
» シッコ (Sicko) [Subterranean サブタレイニアン]
監督 マイケル・ムーア 主演 マイケル・ムーア 2007年 アメリカ映画 123分 ドキュメンタリー 採点★★★★ 何気に厄介な難病を患っているおかげで、新規で生命保険に加入できない私。今入っている保険を細々と大事にしていくしかないそうで。あ!今、思い出した!10年ほど..... [続きを読む]
受信: 2010年6月21日 (月) 15時47分
コメント
ノラネコさん、こんにちは。
普段はいろいろな制度が変わっていってもなんだかよくわからず気にしないことが多くあります。
問題が起こって急に気になったり・・・。
こういうドキュメンタリー映画は気がつくきっかけを与えてくれるのでいいですね。
投稿: はらやん(管理人) | 2007年9月22日 (土) 10時47分
アメリカ化は進んでいると思います。
私は柔軟年かアメリカで暮らしたくらいですから、基本的にアメリカは好きですし、日本が見習うべき良い点も沢山あります。
が、最近の日本は改革の名の元に、真似しなくて良い部分までアメリカ化しているように思えます。
どこまでが良くてどこは良くないのか、為政者だけではなくて、国民にも見る目が必要な時代なのでしょうね。
投稿: ノラネコ | 2007年9月19日 (水) 19時52分
コブタさん、こんにちは!
日本も勝ち組負け組なんて言い方を普通にされるようになってきて、弱者に対する配慮が少なくなってきているような気もしていて不安ですよね。
アメリカの社会主義へのアレルギー反応は、体制側が自分たちを守るための方便に使っているような気がしますね。
投稿: はらやん(管理人) | 2007年9月16日 (日) 16時42分
カオリさん、こんばんは!
外国から見ているアメリカという国のイメージは、ある一部分の成功者なのだということに気づかされました。
最近のサブプライムローンなんていうのもそうですが。
ただ一つの超大国と言われるアメリカですが、さまざまな問題を抱えているのですね。
日本も健康保険は国民負担が増えていますからね、気になるところです。
投稿: はらやん(管理人) | 2007年9月15日 (土) 23時12分
たしかに おっしゃるとおり 個人主義、資本主義、勝利至上主義を突き詰めていった結果こうなった感じですよね!
しかし、アメリカってどうしてもこうも社会主義に拒否反応をしめすのでしょうね。
そういう他者を受け入れない思想こそが、こういう結果になったように案じます。
日本もだんだんアメリカ化しているようで、未来がちょっと不安になってしまいました。
投稿: コブタです! | 2007年9月15日 (土) 22時41分
こんばんは。なぜアメリカが・・・と考えてしまいますよね。やっぱり歴史的なものがあるんじゃないかなあと思いました。
早くこの残酷な状況を脱せられるとよいですが。
日本も他人事じゃないんですよね・・・
投稿: カオリ | 2007年9月12日 (水) 01時39分