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2007年9月17日 (月)

本 「犬は勘定に入れません -あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎-」

イギリスヴィクトリア朝を舞台にした「バック・トゥ・ザ・フューチャー」という趣の小説です。
飛行機で遠くに旅したとき起こる時差ぼけ(ジェットラグ)というのがありますが、この小説ででてくるのは時間ボケ(タイムラグ)。
あまりに頻繁に過去未来を行き来すると起こると言われています。
なかなかおもしろい設定。
未来は「ネット」という技術ができ、タイムトラベルが可能になっています。
ただし過去やミライからモノを持ち込むというようなことはできないと言われています。
そもそもそういうものを身につけていると「ネット」が開かないんですよね。
けれどもそんなとき過去、ある出来事をきっかけにつき合うべきカップルが出会わず、死んでいたはずの猫が生きているということが起こりました。
これを放っておくと時間の改変、もしくは世界の破壊という事態も起こりかねない。
史学性ネッドとヴェリティが過去、未来を行き来し、その事態の収拾に奔走します。
不思議なタイトルはイギリスの「ボートの三人男」というユーモア小説から引用しているらしいです。
小説の中でもさまざまなイギリスのその時代の小説からの引用句がたくさんでてきますので、そのあたりに詳しい方はより楽しめるかもしれません。

「犬は勘定に入れません -あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎-」 コニー・ウィルス著 早川書房 ハードカバー ISBN4-15-208553-3

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