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2007年9月17日 (月)

本 「帝都幻談」

映画化もされた「帝都物語」の前日談です。
「帝都物語」では明治時代から現代・近未来までを通し、魔人加藤保憲が帝都東京の壊滅を狙い、それを各時代の人々が果敢に戦いを挑んでいく姿を描いています。
加藤は何度も滅ぼされますが、その度に東京そして日本という国に犠牲になった人々の怨念からパワーを得て、復活をします。
「帝都物語」では明治時代に突如として加藤が現れますが、江戸時代より彼は江戸を破壊しようと暗躍をしていたというのが、本作になります。
「帝都物語」のシリーズでは先にも書いたように各時代の著名人が加藤を阻もうこと試みます。
本作では江戸時代後期、平田篤胤、遠山景元(遠山の金さん)らが加藤に戦いを挑みます。
加藤が破壊の引き金として選んだのは、アテルイ。
アテルイは田村麻呂に征伐された蝦夷の長ですね(高橋克彦氏の「火怨」で主人公で描かれますが、この作品もおもしろい)。
「帝都物語」の関東大震災に匹敵するように、ラストで加藤が仕掛けた江戸破壊工作の結果として起こるのが安政の大地震。
今までのシリーズ同様、荒俣氏の史実をうまくフィクションにとらえたストーリーは相変わらずおもしろいですよ。
「帝都物語」にはまった人は是非。

「帝都幻談<上>」 荒俣宏著 文藝春秋 ハードカバー ISBN978-4-16-325730-3
「帝都幻談<下>」 荒俣宏著 文藝春秋 ハードカバー ISBN978-4-16-325740-2

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