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2007年7月 8日 (日)

「フィレーネのキライなこと」 「ごめんね」という言葉

予告を観たときにおもしろそうだなと思ったのですが、単館での公開だったので劇場では見逃してしまったので、DVDでの観賞です。
この作品はオランダの映画ですが、お国柄か性にオープンな感じが映画にもでてました。
完全に女性向けの映画ですが、日本の女性だとこんなに開けっぴろげに性の話をするのに抵抗ある人もいるのではと思ってしまいました。
それとも女性の間では当たり前なのかな、男性には見えないだけで。
男同士だと下ネタの話でますしね。
劇場で観ていて、セックスの話題のところで周りで笑っている女性に囲まれていたら、居心地悪かったかも。
お互い様か・・・。
やはりDVD観賞で良かったかな・・・。

主人公フィレーネはかなり自己チューな性格。
恋人にはずっと自分の側にいて欲しい。
自分の言うことを聞いてもらいたい。
でも、自分が悪いと謝るのはとても苦手な女性です。
そう、フィレーネのキライなことは「ごめんね」ということなのです。
そんな性格のため、(美人なのでモテそうだが)恋をしても長続きしない。
相手が愛想をつかせてしまうのです。

「謝る」のってとても難しい。
自分がやりたいことはやりたい。
でもそれは誰かが我慢しているからできていることかもしれない。
それにずっと気づかないままだと、いつか見放されてしまう。
よく言われることだけれど、相手の気持ちになって考える、なかなかできそうでうまくできないですよね。
フィレーネもずっと自分の気持ちだけを優先させて生きてきました。
人一倍寂しがりだからこそ、誰かにずっといっしょにいてほしいと思ってしまう。
でもその誰か(親も恋人も友人も)も自分のやりたいことがあるわけで、自分のことだけを優先してくれるわけにはいかない。
それに気づければ、自分の気持ちばかりを優先して相手を困らせてしまっても、素直に口から「ごめんね」という言葉がでてくる。
相手の気持ちに立ってその言葉を言うことができたら、自分のことを大切に思ってくれる人はきっと許してくれるはず。
許してもらえるという信頼感があるからこそ、「謝る」という行為ができるのかもしれない。
「ごめんね」という言葉は、自分の気持ちも相手の気持ちも対等に扱える関係になってはじめて、素直に口からでてくる言葉なのかな。

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受信: 2007年7月28日 (土) 23時28分

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