本 「カンニング少女」
突然ですが、「ザ・カンニング」という映画知っていますか?
僕が小学生の頃だったと思いますが、学生たちが受験に受かるために知恵を絞ってカンニングを敢行する(その頭を勉強に使えというツッコミはなしで)というフランスのコメディ映画です。
コドモだった僕はけっこう楽しんでみたオバカ映画でした。
さっき検索したら、びっくり。
ダニエル・オートゥイユが主演でした。
「あるいは裏切りというなの犬」では渋すぎる親父でしたが、若かりし頃はオバカ映画に出てたんですねー。
と小説に関係ない話は置いておいて。
この小説も、ある少女がさる事情から有名私立大学受験を突破しなくてはいけなくなります。
その少女のために仲間たちが持ち前のスキルを使い、あの手この手のカンニング作戦を敢行するというお話。
ライトノベルに分類されるのでしょうか、するすると読んでしまえます。
ライトノベルには多々あるのですが、キャラクター描写は浅い、というかステレオタイプ。
だからするすると読めるということなのかもしれませんが。
悪い人がまったくでてこないという意味では安心して読めます。
カンニングの方法、そしてその防御方法、などについてはそれほどびっくりするようなところはないかもしれません。
あ、携帯電話やQRコードを使ったカンニングというのは、今っぽいかな。
「カンニング少女」 黒田研一著 文藝春秋 ソフトカバー ISBN4-16-323310-5
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