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2007年5月 1日 (火)

「ラン・ローラ・ラン」 あがく力

「パフューム ある人殺しの物語」のトム・ティクヴァ監督作品です。
公開時劇場で観ましたが、久しぶりにDVDで観賞しました。

なかなか解釈しにくい映画です。
夢なのか現実なのか、はたまたパラレルワールドの話なのか。
そんな説明はいっさいなし。
でも面白くないわけでもない。
いや、面白いというのとも違うかもしれないです。
理屈抜きに何かを感じたということかもしれません。

全編ローラは力強く走る、走る、走る。
いわゆる女の子走りじゃない。
大きく手を振って、大きいストライドで。
繰り返し、繰り返し走り続ける。
恋人は絶対に死なせない。
救ってみせる。
そこにローラの強い意志の力を感じます。
気に入らない展開も、時の流れも、強い意志と思いの力があれば、もしかするとひっくり返すことができるかもしれない。
そんなことできるわけないとあきらめない。
流れゆく状況に身をまかせない。
あきらめない。
とことんあがいてみる。
そうすれば変えることができるかもしれない。
何もしなくては変わらない。

「どうしよう・・・」と三回目のターンでローラは走りながらつぶやきました。
彼女に何か状況を解決する妙策があるわけではない。
でも彼女は走り続ける。
ただ走るしかなくても、立ち止まらない。
まずはそこから。
そんなあがく力をローラに感じました。

トム・ティクヴァ監督作品「パヒューム ある人殺しの物語」の記事はこちら→

トム・ティクヴァ監督作品「ザ・バンク -堕ちた巨像-」の記事はこちら→

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» 映画『ラン・ローラ・ラン』 [茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~]
原題:Lola Rennt ローラがベルリンの街を走る。なんのために走るのか!?理由は問わない、例え裏金運び屋のダメな彼のためでもいい、走ればなにかが起こる。 10万マルクの金を求めて、走るベルリンの街で起こる出来事、第1のパターン:周囲の人々に幸せをもたらすが... [続きを読む]

受信: 2007年5月 4日 (金) 00時41分

» ホップ、ステップ、ラン!〜『ラン・ローラ・ラン』 [真紅のthinkingdays]
『パフューム/ある人殺しの物語』の感想で「赤毛のローラ」に言及している方が多かっ たので、トム・ティクヴァ監督のこの作品を観てみることにした。タイトルは何度も 耳にして知っていたし、公開当時かなり話題にもなっ... [続きを読む]

受信: 2007年10月20日 (土) 20時08分

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