本 「1週間は金曜日から始めなさい」
世の中には残業とかが好きではないかと思うくらいいつも残業している人がいたりしますが、僕は基本的に残業はあまり好きではありません。
しなくてはいけない時は当然しますけれども、なるべくならしたくない。
ただ僕が所属しているのは依頼を受ける部門だったりするわけで、やるべきことはかなりある。
そうなるとなにをするかというと効率的な時間の使い方しかないわけで。
社会人を長くやっていると、そういうノウハウも自分なりに編み出しているわけですが、この本の著者が主張していることは僕がいろいろ試行錯誤しながら実践してきたことに通じるなと思いました。
著者がこの本で書いているのは、時間密度をあげるということ。
たくさん仕事をしている=長い時間仕事をしていると勘違いしている人は社内には多くいます。
けれどもこれはよく考えるとおかしくて、短い時間で結果をだすならばそれに越したことはないのです。
仕事の質と量は必ずしも比例しません。
時間がないから、したくても○○できない。
これはよく言われることですが、著者はそうではないと言います。
○○するために、時間を作る。
時間を作るためには、何かしら工夫をしなくてはいけない。
そこに何かが見つかるはずです。
時間に支配されるのではなく、時間を支配するということなのですよね。
タイトルにある「1週間は金曜日から始めなさい」というのは、金曜日までの5日間をその週の稼働日と考えないということ。
その週の稼働日は月火水の3日間。
木曜日はその週の総括。
金曜日は翌週、もしくは中長期のビジョンを考える日。
1週間を金曜日までと考えると、自然とそれだけの時間があるという前提で仕事を組み立ててしまいます。
けれども1週間が木曜日までしかないとしたら。
それはそれで、それに合うように仕事を組み立てるのでしょう。
ようは自分でそう思えばいいだけのこと。
これが時間を支配するということなのです。
最近はよほどたいへんな状況でない限りは、深夜にまで及ぶ残業などはしなくなりました(といいつつ最近はそんなことを言ってられない状況ではありますが)。
多少は時間を支配する力がついてきたということでしょうか。
「1週間は金曜日から始めなさい」 臼井由妃著 かんき出版 ソフトカバー ISBN978-4-7612-6393-5
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