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2007年4月30日 (月)

「クィーン」 ペルソナを演じ続ける孤独

エリザベス二世を演じるヘレン・ミレンがアカデミー主演女優賞を受賞した作品です。
ダイアナ妃がパリの自動車事故で亡くなってから一週間の英国ロイヤルファミリーを描いています。
とは言ってもダイアナ妃の自己の謎を解くとか、パパラッチの問題を浮き彫りにするとかいう内容でもありません。
それどころか女王がダイアナ妃に対してどのような感情を持っていたかという点も深くは描いていません。
事故が起こってからの一般市民の反応、ロイヤルファミリーの動向、ブレア首相の対応などを淡々と順繰りに描いていきます。
この淡々さが少々眠気を誘うもあり、もう少し中盤盛り上がりが欲しかったように思いました。
予告を観た時の印象はもっとサスペンスっぽい感じもあるのかなと思っていたので、やや面食らった感じもありました。

けれども観ているうちに、この作品が描きたかったのはダイアナ妃にまつわる事件ではないというふうに思いました。
ある役割を担わなくてはいけなかった一人の女性を描きたかったのだと思いました。
ちょうど今、哲学関係の本を読んでいるのですが、その中で「ダブルなわたし」という言葉が出てきました。
シェイクスピアの言葉に「世界は劇場。人生は演劇。人間は役者」という言葉があります。
詳しくは書きませんが(というよりまだはっきりと理解しきれていない)、僕たちが生きているこの世界を劇場に見立ててとらえる考え方です。
そこにおいて人間は役者としております。
けれども人間は役柄としての自分、役柄を演じている自分という二面性(ダブルなわたし)を持っているわけです。
実は普通に生きている時は役柄としての自分として生きていること、そしてそれが本当の自分であると思う傾向が強いはずです。
会社員としての自分、母親としての自分といったように。
けれども時折、役柄を演じている本当の自分が顔を出す局面があります。
そのとき人は「ダブルなわたし」の存在の差に不安を感じるものです。
というより常々感じてはいるのでしょうけれども、それを感じないようになっているのです。

さて余談が多くなりましたが、この作品のエリザベス女王は、女王としての役柄としてのみ徹底的に生きていたのだと思いました。
幼い時に、女王として生きなくてはいけない立場となってずっとそれを演じ続けてきた。
彼女の発言はすべて女王としての立場としての発言です。
エリザベス個人としての発言は、夫や息子などに対するプライベートにおいてもほとんどありません。
常に女王としての仮面(ペルソナ)をつけて生きてきた。
というより生きざるを得なかったということだったのでしょう。
ダイアナ妃の葬儀のために、ロンドンに彼女が戻ってきたとき、彼女は宮殿の前に山のように積まれた花を見ます。
ダイアナのために国民が手向けた花々でした。
そこには「ダイアナを殺したのはあなたたちだ」と書いてあるメッセージもありました。
エリザベスはずっと国民のために女王としての役割を果たすため、女王としての立場で発言してきました。
自分自身を殺してまでも。
けれどもそれは国民には伝わらない、そして彼女本来の自身を非難されるように言われる。
花束を見つめる彼女の顔には、悲しみが浮かんでいました。
けれども彼女は国民に振り返る時は、顔に笑みを浮かべます。
女王として振る舞わなくてはならないから。
それはとても孤独なことなのでしょう。
そのように彼女は生きてきたし、これからも生きていかなくてはいけないのです。
映画の中のブレアは女王のその気持ちを唯一理解したと思われる人物。
それもわかっている女王は、それでも彼の前でもやはりペルソナを外そうとはしません。
それを背負っていかなくてはいけない覚悟と悲しさを感じました。
そういう意味で、ヘレン・ミレンの演技は賞に値するものだったと思います。

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コメント

ケントさん、こんばんは。
TB、コメントありがとうございます。

誰にも替わってもらえない辛さというのはあるでしょうね。
何をしても、やはり批判する人はいるでしょうから、それを受け止めるのは、普通人からは想像できない重さだと思います。
最後の少女が花束を渡すところはとても良かったです。

投稿: はらやん(管理人) | 2007年12月23日 (日) 21時35分

はらやんさん、こんばんはTBお邪魔します。
女王は孤独なんですね。半世紀以上も君主を続けている人は珍しいし、それを維持するのも大変なものでしょうね。歴史の重みさえ感じます。長生きして欲しいものです。
ヘレン・ミレンはさすがに貫禄でした。

投稿: ケント | 2007年12月23日 (日) 20時46分

ミチさん、こんばんは!

>子供から花束を受け取った時の女王の表情が素晴らしかった。
そうでしたねー。
自分がなすべことをやってきたのに、それを受け入れられなかったことの悲しみみたいなものがあったとしても、女王という立場のため口にすることもできないのでしょう。
あの花束によって、女王は彼女を支持し尊敬している人がいるということがわかって何よりの救いだったのではと思いました。

投稿: はらやん(管理人) | 2007年8月 3日 (金) 22時25分

こんにちは♪
在位中の女王に関する映画が作られたことにまず驚きました。
ブレアも首相でしたしね~。
花束を受け取るシーンにはじーんと来てしまいました。
小さい時から自分よりも女王であることを最優先に生きてきた彼女の孤独を理解してくれる人がいて良かった・・・

投稿: ミチ | 2007年8月 1日 (水) 16時11分

mezzotintさん、おはようございます。

ブレアさんは退陣することになりましたね。
政治家は国民の気持ちが離れると退陣するという選択肢もありますが、女王の場合はそれができない。
女王であり続けなければならないという立場というのはなかなか重いものなのでしょうね。

投稿: はらやん(管理人) | 2007年5月13日 (日) 05時06分

はらやんさん
TBありがとうございますm(__)m
なるほど、エリザベス女王は常に
女王として生きていかなけばならない
訳ですよね。ダイアナのような生き方、
きっと女王も羨ましかったのではなんて
感じました。

投稿: mezzotint | 2007年5月12日 (土) 23時15分

カオリさん、こんにちは!

予告を見たときは僕もゴシップな映画かと思っていました。
ダイアナ妃の死の真相みたいな。
ひとりの女性の生き様を見せてもらった感じがします。
ヘレン・ミレンはさすがすばらしかったです。

映画の中ではいいイメージだったブレアさんも退陣しちゃいますねー。

投稿: はらやん(管理人) | 2007年5月12日 (土) 15時16分

こんばんは。TB遅くなりました。
女王はどこまでも仮面をかぶり続けて行くのでしょうね・・・
ブレア曰く、「女王がいる間はいい、何か起きるとしたらいなくなった後だ」と言う言葉が印象に残っています。
しかし、ゴシップな映画か?と思いきや、全く中身は違ってて、そこが新鮮でした。ヘレン・ミレンの名演ですね。

投稿: カオリ | 2007年5月10日 (木) 00時20分

オリーブリーさん、こんばんは!

ヘレン・ミレン、さすがアカデミー主演女優賞だけあって、エリザベス女王になりきっていました。
>鹿の存在はダイアナだったんだろう〜と観終わって感じた。
なるほど、そうですねー。
自由に生きる鹿を美しいと思いながらも、自分はそうは生きられない、自分は背負うものがあるという責任感と自負があったのでしょうか。
女王の苦悩をあらわした象徴だったんですねー。

投稿: はらやん(管理人) | 2007年5月 2日 (水) 23時04分

こんばんは~TB有難うございました!

ヘレン・ミレンはじめ、皆さん良く特徴を捉えていて良い映画でしたね。
王室の伝統や苦悩、庶民からは計り知れないものですが、
伝わるものはたくさんありました!

これからも宜しくお願いします

投稿: オリーブリー | 2007年5月 2日 (水) 01時53分

由香さん、こんばんは!

>私達に事実がわかるわけがないし、物事は見る方向によって違ってくるものだから、一概には何とも言えないだろう
そうですよねー。
僕はダイアナ妃は子や夫を捨ててでていったイメージがあったので、逆にこの映画を見て、こんなに国民に慕われていたのだなあと思いました。
基本的に映画はフィクションですから、描かれていることを額面通り受け取るよりは、それを題材にして何を描きたかったかというところを見るべきなのかもしれません。
僕には他の者に替わってもらえない重荷を威厳を持って背負ってきた女性の孤独を描いた物語と見えました。

投稿: はらやん(管理人) | 2007年4月30日 (月) 23時21分

はらやんさん、こんばんは!
私も鑑賞している内に、「これは女王を一人の人間として見つめ、その孤独と威厳を描いた作品なのだ」と思えました。
ダイアナを好意的でないセリフで表現していた事が少々気になりましたが、主役が誰かによって、見方も変わってくるのでしょう。
ヘレン・ミレンの演技は素晴らしかったですね。私も沢山の花の前に立った女王の姿には胸を打ち、涙が零れました。

投稿: 由香 | 2007年4月30日 (月) 21時39分

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受信: 2007年5月25日 (金) 21時39分

» クイーン [Happy days***]
世界中が泣いたその日、 たった一人涙を見せなかった人がいた。 1997年8月31日、ダイアナ妃の突然の死。 その時王室に何が起こったのか。。。 首相になったばかりの若きブレアの行動、 女王の苦悩と人間性を描いた秀作。 79年アカデミー賞主演女優賞を獲得した、 ヘレン・ミレンが熱演。 王室の愛犬、コーギーもたくさん出演するので ますます楽しみ♪ ... [続きを読む]

受信: 2007年5月28日 (月) 06時31分

» 映画 【クィーン】 [ミチの雑記帳]
映画館にて「クィーン」 1997年8月31日に交通事故で他界したダイアナ元妃をめぐって、揺れ動く英国王室の内実を描いたドラマ。 ダイアナ元妃が交通事故で亡くなったというニュースが世界を駆け巡ったのは10年前の夏休み最後の日。ダイアナ元妃は世界的アイドルであり、その一挙手一投足は妃殿下のときも民間人になっても注目の的であり、かくいう私もイギリス王室にはなんとなく憧れめいた感情と興味は持っていた。 エルトン・ジョンが告別式で歌ったように、まさに彼女は“英国のバラ”であり、全世界が彼女の死を惜しんだよ... [続きを読む]

受信: 2007年8月 1日 (水) 16時08分

» 「クィーン」 [ヨーロッパ映画を観よう!]
「The Queen」2006 UK/フランス/イタリア パリでパパラッチに追いかけられた末、自動車事故で亡くなったプリンセス・オブ・ウエールズ。彼女の突然の死に苦悩す女王一家と、就任したばかりのトニー・ブレア首相の姿を描いたヒューマン・ドラマ。 エリザベス二世を演じるのは英国女優ヘレン・ミレン「カレンダー・ガールズ/2003」「二重誘拐/2004」。英国首相トニー・ブレアにマイケル・シーン「ブラッド・ダイヤモンド/2006」 エジンバラ公フイリップにジェームズ・クロムウェル「ベイブ/1995... [続きを読む]

受信: 2007年8月 3日 (金) 21時52分

» 一世一代〜『クィーン』 [真紅のthinkingdays]
 THE QUEEN  1997年8月31日。あの夏の最後の日、ダイアナ元英国皇太子妃がパリで客死した。 チャールズ皇太子との離婚後も、英国国民の絶大な人気を誇っていたプリンセスの 死。エリザベス女王は哀悼の意を公にせず、... [続きを読む]

受信: 2007年8月 4日 (土) 07時22分

» クイーン [映画の話でコーヒーブレイク]
4月7日、死後10年を経てロンドン高等法院の陪審団はダイアナ元妃らの死因を、 重過失を原因とする事故死の評決を下した。 英王室の命令で情報機関MI6が暗殺したという陰謀説までまことしやかに囁かれ続けてきたが、 ダイアナ妃が乗っていた車の運転手の飲酒とスピードの出し過ぎ、 パパラッチの無謀な追跡、 それにシートベルトの不着用による事故死”unlawful killing"との結論を下した。 二人の王子も、この評決を受け入れるという声明を発表している。 元妃の恋人といわれているアルファイド氏の父で 高... [続きを読む]

受信: 2008年4月16日 (水) 00時35分

» 『クィーン』(2006) [【徒然なるままに・・・】]
ダイアナ元王太子妃の突然の事故死から葬儀が営まれるまでの7日間を、エリザベス女王と就任間もないトニー・ブレア首相を中心に綴ったドラマで、エリザベス2世をヘレン・ミレンが、ブレアをマイケル・シーンが熱演、随所に生前のダイアナをはじめ、当時のニュース映像などを盛り込んだドキュメンタリー・タッチの作品です。 ダイアナの死に対して、既に王室の一員ではないとして沈黙を通した女王。それは伝統やしきたりという点からは当然だったのかも知れませんが、女王との確執を知る国民からすれば、それはあまりに冷たすぎる態度... [続きを読む]

受信: 2009年10月 4日 (日) 09時32分

» クィーン [映画鑑賞★日記・・・]
【THE QUEEN:2007/04/14】04/21製作国:イギリス/フランス/イタリア監督:スティーヴン・フリアーズ出演:ヘレン・ミレン、マイケル・シーン、ジェームズ・クロムウェル、シルヴィア・シムズ、アレックス・ジェニングス、ヘレン・マックロリー、ロジャー・アラム、ティム....... [続きを読む]

受信: 2009年10月 4日 (日) 20時27分

» クィーン [パピ子と一緒にケ・セ・ラ・セラ]
世界中が泣いたその日、たった一人涙を見せなかった人がいた。 1997年8月、パリでダイアナが交通事故に遭い、帰らぬ人になった。あの事故から10年、今まで決して語られることのなかった、事故直後のロイヤル・ファミリーの混乱。 首相になったばかりの若きブレアの行動、...... [続きを読む]

受信: 2009年10月 4日 (日) 23時39分

» QUEEN(ネタバレあり) [エミの気紛れ日記]
女王陛下を守るのは神か家族か国民か。 [続きを読む]

受信: 2009年10月 5日 (月) 16時28分

» クィーン [Addict allcinema おすすめ映画レビュー]
1997年8月31日、ダイアナ元妃の突然の死。その時、王室に何が起こったのか。世界中が泣いたその日、たった一人涙を見せなかった人がいた [続きを読む]

受信: 2010年1月26日 (火) 15時18分

» クィーン(THEQUEEN 2006 英、仏、伊) [ドリーミングピーチ]
「君って男は何もわかってない!あの女性は全生涯を国民のために捧げたんだぞ!…一度たりとも威厳を失わず、立派にやり遂げた彼女を袋叩きにするのか?後ろ足で泥をかけた女性を弔う努... [続きを読む]

受信: 2010年12月20日 (月) 23時32分

» 映画「クィーン」 [日々のつぶやき]
監督: スティーヴン・フリアーズ 出演: ヘレン・ミレン、マイケル・シーン、ジェイムズ・クロムウェル 『世界中が泣いたその日、たった一人涙を見せなかった人がいた。』 ものすごいインパクトのあるコピー・・ダイアナ妃が亡くなった日、1997年8月31日。... [続きを読む]

受信: 2010年12月24日 (金) 18時56分

» クィーン [Yuhiの読書日記+α]
1997年8月31日に交通事故で他界したダイアナ元妃をめぐって、揺れ動く英国王室の内実を描いた衝撃のドラマ。監督はスティーヴン・フリアーズ、キャストはヘレン・ミレン、マイケル・シーン、ジェームズ・クロムウェル他。 <あらすじ> 1997年8月31日、“英国の薔薇”とも...... [続きを読む]

受信: 2011年6月14日 (火) 00時06分

» クィーン [Blossom]
クィーン THE QUEEN 監督 スティーヴン・フリアーズ 出演 ヘレン・ミレン マイケル・シーン     ジェームズ・クロムウェル シルヴィア・シムズ  イギリス フランス イタリア 2006... [続きを読む]

受信: 2013年11月30日 (土) 23時23分

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