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2007年4月20日 (金)

「蟲師」 映画が説明不足のため、あえて想像力を広げて観てみた

大友克弘氏に関する僕の初体験は、氏の漫画「童夢」。
人間業とは思えない緻密な書き込みや、従来の漫画とは異なる「視覚効果」(コンクリート壁に打ちつけられた時に生じる丸い窪みとか)に度肝を抜かれました。
大友さんは、その後アニメーション制作にも活動の幅を広げ、数々の作品を作ってきました。
その大友監督が久しぶりの実写監督作品の「蟲師」、期待せずにはいられません。

と期待していったのですが、観終わった時の印象はなんともつかみどころのない作品だなというものでした。
まずは映像関係。
大友作品の特徴は漫画にしてもアニメーションにしても、「動き」だったと思います。
人物の動き、カメラアングルの動き、氏の作品には今までにないような映像を見せてくれるという驚きがあったと思いますが、本作に関してはほぼそのような印象は感じませんでした。
ストーリーはアクションがあるものでないので、派手な活劇を期待するわけにはいかないと思いますが、やはり大友監督ならではの新しい動きのある映像を見せてもらいたかったところです。
普通の人には見えない「蟲」の表現についても、あまり新しさは感じませんでした。
自然や生命のもつ不可思議な力、そしてその力を育んでいる「森」というイメージでは、「風の谷のナウシカ」の腐海も共通すると思いますが、本作品の表現は「ナウシカ」を越えるようには見えません。
ストーリーも淡々と展開していくだけで、いまいち乗り切れなかったですね。
感情が表れないキャラクターのためか、主人公ギンコに感情移入しきれませんでした。
ギンコとぬいの関係や、ギンコと淡幽の関係などもう少し感情的に盛り上がる方が観やすかったかと思います。
唯一ギンコの相棒として旅をともにする虹郎は親しみが持て、良かったですね。

原作の漫画を全く読んでいなかったため、「蟲」とは何かとか、その他でてくる特別な用語(「光酒」「光脈」など)の意味があまりされていないので、ちょっと不親切な感じがしました。
「蟲」とは何なのでしょう?
映画の中では、人間とは別の世界にあるもの、けれどもまったく互いに影響がないわけではないといったような説明があったかと思います。
原作などでは何か説明があったのかもしれないので、これから書くことは全く見当違いかもしれないですけれど、映画を観て感じた僕が感じた「蟲」のイメージついてちょっと書いてみたいと思います。
「蟲」というのは、人の思いや記憶というものの残滓(「幻魔大戦」などでよくでてくる残留思念みたいなもの)ではないかと、僕は思いました。
そのような思念が見える人には、それが「蟲」という形で見えるのではないかなと。
ギンコにとっては突然母親を失った記憶、そして自分を救ってくれた擬似的な母との別れの記憶は、トラウマとなって封印されました。
その封印された記憶の象徴が「蟲」としては「銀蟲」というものとして見える。
ぬいにとっては実の夫や子を失った悲しみ、そしてギンコと分かれた無念が次第に心の中に溜まっていったマイナス感情が「蟲」として表現されたものが「常闇」。
淡幽が「蟲」の話を記録していくのは、まさに見えない記憶を文字で記録することにより本質を露にし、それを認識することによってトラウマを除こうとする認知療法のカウンセラーとしての役割にも見えました。
まったく見当違いかもしれませんが、映画があまり説明をしていなかったので、あえていろいろと想像して観てしまいました。

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コメント

miyukichiさん、こんばんは!

まったりした印象の映画でした。
それが大友監督のイメージとちょっと違ったんですよね。
映画を観たあとに、原作の漫画を読んでみたら、やはりまったりとした雰囲気でした(いい意味で)。
大友監督はこういう雰囲気そのまま映画にしたかったんだろうなあと思いました。

投稿: はらやん(管理人) | 2008年1月15日 (火) 18時38分

 こんばんは♪
 TBどうもありがとうございました。

 「動き」が感じられる映像ではなかったですね。
 でも、映像自体はとても美しく、空気感はよかったと思いました。
 脚本がしっかりしていれば、あの映像をもっときちんと生かせたのかなぁー、なんて。

投稿: miyukichi | 2008年1月14日 (月) 17時37分

hyoutan2005さん、こんばんは!

僕も映画を観たときは、原作読んでいたなかったので、つかみにくい映画だなーと思いました。
そのあと、原作読んでみましたが、原作は独特の雰囲気があってそれはそれで雰囲気があっておもしろかったです。
映画は消化しきれていない感じがしました。
「ゲゲゲの鬼太郎」観たときはウェンツ君がギンコに見えてしょうがなかったけど、久しぶりにギンコオダギリの写真を見ると今度は鬼太郎に見えてしまいます(笑)。

投稿: はらやん(管理人) | 2007年5月20日 (日) 20時30分

難しい映画だったので、特にラストの部分が理解し切れずにおわってしまいました。
映像は堪能できたのですが、消化不良で。
ですので、はらやんさんの解説面白く読ませていただきました。

投稿: hyoutan2005 | 2007年5月20日 (日) 12時25分

咲太郎さん、こんにちは。

大友監督、実写撮っていたんですね、知りませんでした。
ご指摘ありがとうございました。

ストーリーは抑揚なく退屈な感じしましたよね。
蒼井優さんは観るたびに良い女優さんだなと思うようになりました。

投稿: はらやん(管理人) | 2007年4月29日 (日) 11時03分

cyazさん>

確かに柳田国男の民話の世界の印象と似ているものがありますよね。
彼が収拾した民話にはなにか不思議なものの存在が描かれている。
かつての日本人はそれらをフィクションというよりは実在として受け入れていたのですよね。
いつから日本人は蟲を感じられなくなったのでしょうね。

投稿: はらやん(管理人) | 2007年4月29日 (日) 05時56分

はじめまして。
残念ながら大友監督はこれが初実写映画ではありませんよ。
『ワールドアパートメントホラー』に次ぐ二作目なんですよ、実は。
私は風景の映像をスクリーンで観られただけでも
行った価値はあったかなあと思っています。
正直退屈でしたので、少し寝てしまいました。

虹郎役の大森南朋さんは素晴らしかったですね。
私はベテラン女優ふたりも印象に残りました。
TBして行きます。

投稿: 咲太郎 | 2007年4月28日 (土) 19時07分

くろねこさん、こんにちは!
コメントありがとうございました。

コメント読ませていただいて、蟲とは何なのかと考えたりすること自体が、蟲をとらえられないことなのかもしれないと思ったりもしました。
蟲というのを理解するというのは、そこにあるものを、そのままあるように受け入れ居ることなのかもしれないですね。
原作に興味がでてきましたので、今度読んでみようと思います。
ありがとうございました。

投稿: はらやん(管理人) | 2007年4月28日 (土) 17時44分

はらやんさん、TBありがとうございましたm(__)m

江角シーンがなければもう少し満足のいく作品になったかもしれません><
gooの調子が悪くTB反映しないのでURL置いていきますm(__)m
http://blog.goo.ne.jp/cyaz/e/07d6879f785ad763817422ee29ca988d

投稿: cyaz | 2007年4月24日 (火) 08時28分

TBありがとうございます。原作読んでいても蟲がナンなのか?
私には表現できません(笑)映画で描かれたように人に災いをもたらすものや精霊のようなもの。原作には未来を見せたり、生き返させたり、なんて一見すごいヤツもいます。。 
ヒトはその力の不思議さになすすべもなく、
それらと決別できたものもいれば彼らとともに
生きねばならないものもいるのです。
ギンコの旅はそうした蟲とヒトとの結びきにおこる哀しみの残骸を 拾い集めているような気がします。

投稿: くろねこ | 2007年4月23日 (月) 12時39分

kenkoさん、こんばんは!

原作は未だ読んでいないのですが雰囲気は知っていたので、大友監督が撮ると聞いて意外な感じがしたのを覚えています。
映像はもうちょっと凝ったつくりにするかと思ったらけっこうあっさりしていて。
俳優さんとか風景とかに遠慮しちゃったのでしょうか。
大友監督はもっと人工的な世界観の方があっているのかもですね。

テンプレート、久しぶりに変えてみました。
シンプルなデザインが好きなんですよねー。

投稿: はらやん(管理人) | 2007年4月22日 (日) 21時14分

はらやんさん、こんにちは!
TBありがとうございました!
はらやんさん、テンプレート変えられましたよね。
私もこのデザインいいなーって実はちょっと狙ってました(笑)

大友さんの作品では、『童夢』が一番好きかも。
当時あんなマンガ他にはなかったから、衝撃的でしたよね。

確かにこの『蟲師』では、大友さんらしさが発揮できなかったのかもしれません。
そもそも大友さんって緻密に作り上げられたものをぐちゃぐちゃに破壊する様を描くのに長けている人だと思うのですが、
この作品では破壊の方向がストーリーとかキャラクターの方にいっちゃったみたいで(笑)

原作を知らない方には特に説明不足で分かりにくかったんじゃないかと思うのですが、はらやんさんのように想像力を広げて観るって、ステキなことだと思います♪

投稿: kenko | 2007年4月22日 (日) 17時54分

たいむさん、こんにちは!

原作読んでいないので、はなはだ「蟲とは何?」という解釈は難しかったのですが、たいむさんのいうとおり、あるがまま受け入れる方がいいのかもしれないですね。
僕は見ていて京極作品の妖怪のようなイメージに近いのかなと思っておりました。

投稿: はらやん(管理人) | 2007年4月21日 (土) 10時44分

はらやんさん、こんにちは。
蟲のお話、興味深く拝見しました。
確かに原作もアニメもご存じない方には説明不足ですよね。
といっても、知っていても蟲とは・・とは難しく、原作者のイメージすら曖昧なものとして感じるだけしか出来ないモノ。見えなくてもいるんです、あるんです、としかいい様がなさそうです。
そういう意味では、残留思念も間違っていないかもしれません。だぶんそうしたものすべてが蟲なんでしょうね。
蟲だと感じたら蟲。そんな感じですよ、きっと。

投稿: たいむ | 2007年4月21日 (土) 08時05分

隣の評論家さん、こんばんは!

原作読んでないとちょっととっつきにくかったですよねー。
大森南朋さん、僕は初めてみる俳優さんでしたが、良かったです。
他のキャラクターが浮世離れしているので、親しみやすい虹郎はこの映画の中でも好きなキャラクターとなりました。
蒼井優さんはもう言うことなしで良かったです。
あの歳でのあの寛容さを醸し出すのはすごいですよねー。

投稿: はらやん(管理人) | 2007年4月20日 (金) 22時42分

こんにちわ。TBありがとうございます。
はらやんさんの解釈、とても興味深く読ませて頂きましたよ。

>『幻魔大戦』に出てくる残留思念

おおおおお~っ!懐かしいですね。しかも大好きでした。
なるほど、思念と捉えると、とてもわかり易くなりますわ。

>認知療法のカウンセラーとしての役割

言われてみればそうですね。
全体的に、何だかよくわからない印象が強い作品ですけど。はらやんさんの解釈を読んで、改めて好みの世界観だなぁと納得できましたよ。

投稿: 隣の評論家 | 2007年4月20日 (金) 21時53分

ミチさん、こんばんは。

原作未読で予告を観てのイメージはもっとファンタジーぽいのかなと思っていたらそれほどでもなく。
演出もあえてめりはり付けなかったのか、全体的にぽわわんというつかみどころのない印象がありました。
蒼井優さんは、あの役にあっていましたね。
巫女のような清廉さと、母親のような寛容さがあって。

投稿: はらやん(管理人) | 2007年4月20日 (金) 20時43分

こんにちは♪
こちらからのTBが反映されないようでスミマセン。
原作を読んでいるので基本的な知識はあったのですが、映画ならではの脚色(ぬいの行く末)には少々ノリきれないものがありました。
ロケハンにとても力を入れたそうですので、風景は素晴らしかったと思います。
独特の世界観をもったマンガの映画化というのはやはり難しいのでしょうね。

投稿: ミチ | 2007年4月20日 (金) 19時56分

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 原作は未読なので、映画がどれくらい原作に近いかはわかりませんが、泉鏡花からの強い影響が感じられる伝奇映画です。  また、溝口健二『雨月物語』を彷彿とさせるとこ [続きを読む]

受信: 2007年4月25日 (水) 05時57分

» 蟲を愛でる森の人 [世界の中心で、愛をうたう]
実写映画は1991年の『ワールド アパートメント ホラー』以来。 漫画家と映画監督、二つの顔を持つ男、大友克洋監督作品。 公開2日目の初回に鑑賞。 予想通り空いていました。 ほぼガラガラ。 オダギリ ジョーに蒼井優、そして大森... [続きを読む]

受信: 2007年4月28日 (土) 21時26分

» 「蟲師」★★★ [JoJo気分で映画三昧!+α]
'06年製作、監督大友克洋さん、主演オダギリジョーさん、共演大森南朋さん、蒼井優さん、江角マキコさん他によるダーク系ファンタジー。大ベストセラー漫画「蟲師」(漆原友...... [続きを読む]

受信: 2007年4月30日 (月) 18時16分

» 『蟲師』舞台挨拶@新宿ミラノ1 [|あんぱ的日々放談|∇ ̄●)ο]
オダギリジョーついに結婚!?相手方の母親とも話はもうしていて、何の障害もないそうで(笑)ということで、オダギリジョー結婚発表記者会見・・・ではなく映画『蟲師』舞台挨拶へ行ってきた。 今日は、役所広司・鈴木京香・堀北真希のアルババと被っていたから、そっちは完...... [続きを読む]

受信: 2007年5月 3日 (木) 16時36分

» 『 蟲師(むしし) 』 [やっぱり邦画好き…]
映画 『  蟲師(むしし) 』   [試写会鑑賞] 2006年:日本 【2007年3月24日公開】[ 上映劇場  ] 監督:大友克洋 脚本:大友克洋 村井さだゆき 原作:漆原友紀 【キャスト】 オダギリジョー 江角マキコ 大森南朋 蒼井優 りりィ 李麗仙 クノ真季子 守山玲愛 稲田英幸 沼田爆 公式サイト 蟲を感じたら お知らせください。 100年前の日本。そこには、「蟲(むし)」が棲む豊かな世界が広がっていた。 自然界と人間との調和を... [続きを読む]

受信: 2007年5月 6日 (日) 02時39分

» 映画「蟲師」 [映画専用トラックバックセンター]
映画「蟲師」に関するトラックバックを募集しています。 [続きを読む]

受信: 2007年5月10日 (木) 00時23分

» 蟲を感じますか? [ひょうたんからこまッ!]
『蟲師』(2006年・日本/131分)公式サイト第63回ヴェネチア国際映画祭正式出品 〜蟲を感じたら知らせてください。かつて、人間たちが今よりも「自然界の影響を体に感じること」が出来ていた頃の話。その世界には、精霊でもなく、妖怪でもなく、物の怪でもなく、しかし時として人に取り付く妖しい生き物、「蟲」が存在していた。その「蟲」と共に生き、その神秘を解き、人を癒す者を人々は蟲師と呼ぶ。これは蟲師として生きた男の不思議な不思議な物語。監督:大友克洋 プロデューサー:小椋悟 エグゼクティブプロデューサー:パ... [続きを読む]

受信: 2007年5月19日 (土) 15時20分

» 蟲師 [☆彡映画鑑賞日記☆彡]
 『蟲を感じたら お知らせください。』  コチラの「蟲師」は、漆原友紀さんの同名コミックを大友克洋監督がオダギリジョー主演で実写映画化した3/24公開になったVFXファンタジー巨編なのですが、早速観て来ちゃいましたぁ〜♪  (○ ̄ 〜  ̄○;)ウーン・・・とっても....... [続きを読む]

受信: 2008年1月10日 (木) 21時39分

» ★ 『蟲師』 [映画の感想文日記]
2006年。 東芝エンタテインメント。  大友克洋監督・脚本。  漆原友紀原作。 オダギリジョー、大森南朋、江角マキコ、蒼井優、李麗仙、りりィ、沼田爆、その他出演... [続きを読む]

受信: 2008年1月10日 (木) 23時08分

» 蟲師 [Movie] [miyukichin’mu*me*mo*]
 映画(DVD)「蟲師」(大友克洋:監督/漆原友紀:原作)  蟲師 (通常版)video maker(VC/DAS)(D)このアイテムの詳細を見る  半年ちょい前の公開時、  主演のオダジョーが初日舞台挨拶のため  大阪まで来るってんで、  チケットとるのに並びましたよ、朝7時から。  でも、夕方も夜もどちらの回も、  もう少しで順番が回ってくるっていう直前で  涙の売り切れ!(えーん!)  あまりにも惜しすぎるくらいに  あとわずかのところだったもんで、  逆にネタにしまくってましたが(笑) ... [続きを読む]

受信: 2008年1月14日 (月) 17時34分

» 『蟲師』 [映画大陸]
 体内に存在する蟲を発見する。それが蟲師の仕事の一つであるとするならば、昔あったギョウチュウ検査を行なう人だって立派な蟲師であると言えるのでしょうか?  映画を観てい ... [続きを読む]

受信: 2012年1月15日 (日) 15時24分

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