本 「図書館危機」
有川浩さんの「図書館戦争」シリーズの第三弾です。
次の巻で完結なんですね。
前巻ではどちらかというと主人公よりもまわりのキャラクターのお話に寄っていましたが、今回は主人公郁に中心がもどります。
あこがれの王子様の正体がわかり、恋を自覚した郁はどうなるのか・・・。
ジュブナイルっぽい甘酸っぱさはこのシリーズの継続トーンですね。
有川さんはご自分であとがきで、ベタ甘とこの作品と評していますが、僕もこういうのは好きです。
中高校生の頃読んだジュブナイルものみたいで。
なにかコバルト文庫の新井素子さんの作品のような気もします。
ぶっきらぼうな憧れの人に頭をくしゃくしゃされる絵というのは、「星へ行く船」の多一郎とあゆみの感じに似ているような気がします。
なんかちょっと甘酸っぱくて、こそばゆくなる感じいいです。
あまりこういう小説ないので、たまにはこういうのも気軽に読めてハッピーになれるのでいいですね。
図書館戦争シリーズ「図書館内乱」の記事はこちら→ 図書館戦争シリーズ「図書館革命」の記事はこちら→ 図書館戦争シリーズ「別冊 図書館戦争Ⅰ」の記事はこちら→ 図書館戦争シリーズ「別冊 図書館戦争Ⅱ」の記事はこちら→ アニメ版「図書館戦争」の記事はこちら→
「図書館危機」 有川浩著 メディアワークス ハードカバー ISBN4-8402-3774-1
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