本 「探す力 -インターネット検索の新発想-」
ずいぶん前にコンピューター雑誌の書評で紹介されていて買っていたのですが、ずっと積んどいたまま手にしなかった本です。
先日仕事がらみでインターネットの情報検索についての話になったので、ふと思い出してみて読んでみました。
中身はどちらかというとHowTo本だったので、うなるような内容ではなかったです。
なによりもちょっと前の本なので、インターネット検索についての内容は現在ではかなり古く感じます。
ブログなどという言葉は欠片もでていません。
今となっては全然「新発想」でもなんでもないです(笑)。
やはりこういう本は旬の時に読むものですね。
読んでいいて改めて驚いたのはこの点、インターネットというものそれ自身とその環境の変化の早さ。
他のジャンルについて本を読んでいても、数年前に出版された本でもそれほど古く感じることはありません。
10年くらい前の本だったら、そういう感じもありますが。
けれどもインターネットがらみの本は2年くらい前の本でもとても古く感じます。
ドッグイヤーとも言いますが、それだけこの分野は早く変化しているのだというのを改めて感じました。
思えば10数年前会社に入った頃は調べものと言えば、本屋などを回って足で情報を探したものですが、いまではチャチャッとインターネットで調べられます。
逆に言うと、今の若い社員はインターネットで使ってしか情報を探せないんですよね。
若い人を見ていると、手軽になりすぎて情報の価値の評価や、その探しだすための思考力・想像力が落ちている気がしたりもします。
「探す力 -インターネット検索の新発想-」 原野守弘著 ソフトバンクパブリッシング ソフトカバー ISBN4-7973-1630-6
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