« 「それでもボクはやってない」 もう裁判が人ごとではいられないのかも・・・ | トップページ | 本 「妖虫」 »

2007年1月27日 (土)

「僕は妹に恋をする」 たぶん若い子たちは共感できるんですよね・・・

昨日の映画「それでも僕はやってない」から「ボク」つながりでこの映画を観てきました。
新宿武蔵野館初回9:00からでしたが、けっこう人は入っていました。
ほとんど女性でしたが、松本潤さん目的でしょうか。
かくいう僕は榮倉奈々さん見たさでしたが(おいおい)。

原作の漫画は600万部を越えるヒット作とのこと。
頼と郁の双子の兄妹が魅かれ合い、悩み、傷ついていく、決して報われない恋を描いています。

大人気の少女漫画ということですが、双子の兄妹の恋の話に僕はちょっとというか、ほとんど感情移入できず、ついていけませんでした。
頼の親友であり、郁に恋をしている矢野くんが、頼に向かって「自分の気持ちに素直になれよ」と言ってましたが、それでいいのかと思ったりして。
郁の恋のライバルである友華の「兄妹なのに、やっぱ変だよ」という台詞の方がそうだよねと頷いたり。
女性だったらそのあたりはスッと入れるのでしょうか。
後の席の方で、ぐしゅぐしゅ泣いているような気配があったので、そう思ったりしました。
たぶん若い子たちは共感できるんですよね・・・。
やっぱり僕には無理でした。

切なさや葛藤を描こうとしているのか、台詞と台詞の間、芝居と芝居の間が開き過ぎている印象を受けました。
また長回しやカメラもフィックスな感じで淡々としていたと思います。
感情移入できていると気にならないのかもしれませんが、ちょっと退屈な感じでした。

主演の松本潤さんはきれいな顔立ちとは思いましたが、感情を抑えている役なので、演技がうまいという感じはうけませんでしたね。
榮倉奈々さんはかわいらしかったですが、どうしてもシリアスな役なので、明るい笑顔があまり見れなかったのが、残念なところでしょうか。

榮倉奈々さん主演「檸檬のころ」の記事はこちら→

榮倉奈々さん主演「阿波DANCE」の記事はこちら→

榮倉奈々さん主演「渋谷区円山町」の記事はこちら→

榮倉奈々さん主演のテレビドラマ「ダンドリ。」の記事はこちら→

にほんブログ村 映画ブログへ

|

« 「それでもボクはやってない」 もう裁判が人ごとではいられないのかも・・・ | トップページ | 本 「妖虫」 »

コメント

BCさん、こんばんは!

確かに劇場で観たとき、恋に恋する年頃の女の子が多かったですねー。
そうか、榮倉さんって朝の連ドラ出演ですか、知らなかった。
そうなるとこれからブレイクするかもですね。

投稿: はらやん(管理人) | 2007年8月25日 (土) 23時27分

はらやんさん、こんばんは☆
トラックバックありがとうございます。(*^-^*
こちらからも何度かトラックバック打ったのですが、届かなかったようです。m(_ _)m

恋に恋するタイプの女の子に受けるタイプの物語のように私は思いました。
(女の子って、こういう“禁断の愛”への憧れを心の片隅に秘めていたりするから・・・。)

榮倉奈々は健気で純粋な可愛らしさがあって、演技が自然な印象でした。(*^-^*
来年の朝ドラに主演するそうですね。
将来性のある女優さんですね♪

投稿: BC | 2007年8月25日 (土) 19時48分

kossyさん>

>なんだか若者たちの現実逃避傾向を表してたのでしょうか、こんな映画に共感してたら引きこもり傾向も続きそうな。

そうですねー。自分が好きだからいいというだけではすまないことも多いので、この自分の気持ちに素直がいいっていうところだけ共感されても、まずいですよね。
この映画、若い人はどう思うのかな。

投稿: はらやん(管理人) | 2007年2月 3日 (土) 22時02分

俺もまったく共感できずに・・・
小松彩夏ちゃんだけに助けを求めてしまいそうに。
なんだか若者たちの現実逃避傾向を表してたのでしょうか、こんな映画に共感してたら引きこもり傾向も続きそうな。

投稿: kossy | 2007年2月 3日 (土) 19時22分

八ちゃんさん>

原作は少女コミックということで当然のことながら読んでいないのですが、けっこうテイストは違うようですね。
題材が題材なので、マジメにリアルにやると日活(古い!)みたくなっちゃうかもしれなかったので、さわやかにまとめたのはよかったかと。
矢野くんはあまりに非現実的できれいごとな台詞を発するので、僕もちょっとひきました。
「自分に素直になれよ」
それって矢野くん、君のことだよ。

投稿: はらやん(管理人) | 2007年1月30日 (火) 23時29分

こんにちは~TB飛ばさせていただきます~

>かくいう僕は榮倉奈々さん見たさでしたが…
もちろん、自分もそうでした(汗

若い人の間でも評価二分しているみたいですね
原作のイメージを大切にするか、映画という枠の中での表現を大切にするか…
どっちつかずだったような気がするのですが…

投稿: 八ちゃん | 2007年1月30日 (火) 06時36分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「僕は妹に恋をする」 たぶん若い子たちは共感できるんですよね・・・:

» 「僕は妹に恋をする」俺、嘘ついちゃったな。 [映画雑記・COLOR of CINEMA]
青木琴美・原作の同名コミック「僕は妹に恋をする」(禁じられた恋に身をやつす双子の兄弟の障害を乗り越えてをも純粋な思いを貫こうとする恋心を描いたストーリー)を「blue」の安藤尋監督が映画化。主人公・頼... [続きを読む]

受信: 2007年2月 2日 (金) 00時06分

» 『僕は妹に恋をする』 [アンディの日記 シネマ版]
切なさ [:しょんぼり:][:しょんぼり:]            2007/01/20公開  (公式サイト) 淡々度[:よつばのクローバー:][:よつばのクローバー:][:よつばのクローバー:]  満足度[:星:][:星:][:星:]   【監督】安藤尋 【脚本】袮寝彩木/安藤尋 【原作】青木琴美 『僕は妹に恋をする』(小学館刊) 【主題歌】Crystal Kay 『きっと永遠に』 【映倫】PG-12 【出演】 松本潤/榮倉奈々/平岡祐太/小松彩夏/岡本奈月/工藤... [続きを読む]

受信: 2007年2月 2日 (金) 15時58分

» 僕は妹に恋をする [愛猫レオンとシネマな毎日]
青木琴美の同名コミックの映画化です。 2005年まで少女コミックに連載されていたそうです。 コミックは読んだ事ないんですが、タイトルズバリの内容で、かなりドロドロらしいです。 正直、松本潤が出てなかったら、見なかった映画。 松ジュンが、2005年に「...... [続きを読む]

受信: 2007年2月 2日 (金) 23時18分

» 僕は妹に恋をする [ネタバレ映画館]
主人公家族は「より、いく、さき」だ。 [続きを読む]

受信: 2007年2月 3日 (土) 19時18分

» 僕は妹に恋をする/松本潤、榮倉奈々 [カノンな日々]
昨日「マリー・アントワネット」を観に行ってたくさんのフルーツケーキに魅了されてしまったんですが、映画館と同じ建物の1Fにあるスィーツショップで苺、野イチゴ、ブルーベリーを詰め合わせたベリーカップというのを発見。野イチゴがすごく食べたかった私は思わず購入しち....... [続きを読む]

受信: 2007年2月 3日 (土) 23時16分

» 映画「僕は妹に恋をする」 [いもロックフェスティバル]
映画『僕は妹に恋をする』の試写会に行ってきた。 [続きを読む]

受信: 2007年2月 4日 (日) 13時13分

» 感想/僕は妹に恋をする(試写) [APRIL FOOLS]
全然期待してなかったどころか小馬鹿にしてたし、思いっきり少女マンガの世界だったけど、意に反して悪くなかったわー。同名コミック(未読)の映画化『僕は妹に恋をする』1月20日公開。双子の高校3年生、頼(♂)と郁(♀)。2人は兄妹でありながら、お互いに恋心を抱き続けていたのだった。 僕は妹に恋をする ここまで「純粋」に徹し切られると引き込まれるものがあるなー。セリフとかはいかにも古典少女マンガ的でかなり歯が浮く系にもかかわらず、それを受け入れさせるワールドを作り上げてた。ひとつひとつのシーンがすご... [続きを読む]

受信: 2007年2月 4日 (日) 14時15分

» 『僕は妹に恋をする』 [京の昼寝〜♪]
その時、世界は残酷なほど美しく見えた。 ■監督 安藤尋■脚本 安藤尋、祢寝彩木■原作 青木琴美■キャスト 松本潤、榮倉奈々、平岡祐太、小松彩夏、浅野ゆう子、岡本奈月□オフィシャルサイト  『僕は妹に恋をする』  双子の兄妹、頼(松本潤)と郁(榮倉奈々)は同じ学校に通う高校3年生。 妹の郁は同級生の矢野(平岡祐太)から愛を告白されていて、そのことを頼に相談するが、頼は“好きにすればいい”と�... [続きを読む]

受信: 2007年2月 7日 (水) 21時29分

» 僕は妹に恋をする [CINEMA DEPOT's BLOG]
DEPOTのおすすめ度:★★☆☆☆ 公開日:2007年1月20日 配給:東芝エンタテインメント 監督:安藤尋 出演:松本潤,榮倉奈々,平岡祐太 鑑賞日:2007年1月20日 MOVIX三郷 シアター2(座席数141) 【ストーリー】 高校3年生の双子の兄妹、頼と郁は幼い頃、結婚...... [続きを読む]

受信: 2007年2月11日 (日) 15時47分

» 僕は妹に恋をする [頑張る!独身女!!]
この作品を“純粋と言えば純粋なのかなぁ?でも不純と言えば不純”のような気がする。 [続きを読む]

受信: 2007年2月13日 (火) 22時08分

» 『僕は妹に恋をする』 @新宿武蔵野館 [映画な日々。読書な日々。]
頼と郁は、高校3年生になった今でも2段ベッドの上と下で眠っているほど仲がいい双子の兄妹だ。だが最近、頼の郁への態度が急に冷たくなり、兄の変化についていけない妹は、自分に思いを寄せてくれている同級生の矢野に兄のことで相談をもちかける。[上映時間:122分] 予想... [続きを読む]

受信: 2007年3月12日 (月) 23時44分

» 『僕は妹に恋をする』。。。 ※ネタバレ有 [〜青いそよ風が吹く街角〜]
2006年:日本映画、松本潤・榮倉奈々主演。 双子の兄妹の純愛物語。 [続きを読む]

受信: 2007年8月25日 (土) 19時40分

» DVD「僕は妹に恋をする」 [日々のつぶやき]
監督:安藤尋 出演:松本潤、榮倉奈々、平岡祐太、浅野ゆう子、小松彩夏 青木琴美の原作コミックの映画化、原作は未読です。 「高校三年生の双子の兄妹、頼と郁の報われることのない切ない恋愛ストーリー」 最初見るまでは、タイトルから察するに血の繋がらない... [続きを読む]

受信: 2007年12月24日 (月) 12時21分

» 僕は妹に恋をする [CASA GALARINA]
★★☆  2006年/日本 監督/安藤尋 「めったに「退屈」とは言わないのですが」 [続きを読む]

受信: 2009年7月18日 (土) 15時36分

« 「それでもボクはやってない」 もう裁判が人ごとではいられないのかも・・・ | トップページ | 本 「妖虫」 »