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2007年1月 1日 (月)

本 「ステップファザー・ステップ」

宮部みゆきさんのライトな感じのミステリーです。
ショートストーリーの連作になっています。
「今夜は眠れない」の系統でしょうかね。
宮部みゆきさんは「模倣犯」などの重めのミステリーも読み応えあっていいですが、この作品のような軽めのものもおもしろいですね。

直と哲の中学生の双子と、ひょんなことから二人の父親代わり(ステップファザー)をすることになってしまった職業的な泥棒の「俺」のまわりで、毎回事件が起こります。
この作品はミステリーですが、その事件の謎解きに大きなトリックを使っていたり、社会性のあるテーマを取り上げているわけではありません。
どちらかというと、突然双子の親になってしまった主人公「俺」の人情ものといった感じでしょうか。
いつか二人の本当の親が戻ってきたら別れなくてはいけないと、あまり子供たちに愛情を持たないようにする「俺」がかわいい。
結局二人が困るとがんばってしまうのだけれど…。

直と哲の二人の話し方がとってもユニークです。
文節ごとに代わりばんこにしゃべるんですよね。
まさに二人で一人といった感じです。

「ステップファザー・ステップ」 宮部みゆき著 講談社 文庫 ISBN4-06-263285-3

宮部みゆきさんのライトなミステリー「今夜は眠れない」の記事はこちら→

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ステップファザー・ステップ著者:宮部 みゆき講談社(1993-03-23)販売元:Amazon.co.jpクチコミを見る 中学生の双子の兄弟が住む家に落っこちてきたのは、なんとプロの泥棒だった。そして ... [続きを読む]

受信: 2012年1月 9日 (月) 09時45分

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