「初恋」 手前勝手なヒロイズムとナルシシズム
1968年、三億円事件発生。
またこの年は東大紛争が起こり、学生運動がピークを迎えた年でもあります。
高度成長は依然として続いていたけれども、様々な問題(公害など)が起こり始め、社会全体に焦燥感、閉塞感が漂い始めた時代でしょうか。
1968年は僕の生まれた年です。
当然、三億円事件をリアルタイムで追いかけられるわけがないですが、映画の中で描かれている時代の空気は僕が育った頃もまだ残っていたような気がします。
映画の中で描かれている若者たちにも息苦しい閉塞感がただよい、彼らは何する訳でもなく、日々ジャズバーに集まり、無為に時間を過ごしています。
三億円事件の犯人が実は少女だった・・・かなり無理がある設定についてはここでは何も言いません。
フィクションとしてみれば、どんな説でもありでしょうから。
三億円事件の実行犯みすずを演じている、宮崎あおいさんは相変わらずいい女優さんです。
「結局何も変わらないのかよ!」
「もうひとりはいやだよ!」
今回の役は台詞が非常に少ないのですが、言葉を発するときにとても思いがのっています。
主人公みすずの閉塞感、恋することでの希望、そしてそれを失った時の喪失感がとてもよく伝わってきました。
いいなと思ったところは、バイクに初めて乗れるようになったときの彼女の表情。
微かに笑みを浮かべ、髪をなびかせてバイクに乗る姿に、解放された喜びが表れていました。
この先、触れたいのは主人公みすずの初恋の相手の岸という男についてです。
映画では三億円事件の筋立てを考え、実行犯みすずに指示をした男だということになっています。
映画を見終わり、この男にむかっ腹がたちました。
映画のラスト、みすずが彼の部屋で見つけた本に書かれていた、岸の文章です。
「僕は恋をした。たぶん一生に一度の恋を。だけどそれを告げることはないだろう。僕には彼女の目を曇らせることができないのだから。」
なんというナルシシズムだろう。
岸という人間の幼さを表している文章だと思う。
自暴自棄な仲間たちと距離をとりニヒルに社会を眺め、頭を使って社会に対抗すると豪語している割に、自分は世間を騒がす事件の実行犯とはならず、人の思いを利用する。
裏で事件を演出しているということの自己満足感。
手前勝手なヒロイズム。
演出された事件も当局から見れば、子供だましでしかなく、早々にからくりを見破られてしまいます。
そして国外退去を命じられるも、多分岸という男は権力にたてつき破れた悲劇のヒーローとしての思いしかないのでしょう。
自分の恋すらも犠牲にした殉教者として。
しかし、岸は、自分も恋し、そして彼女も恋をしていることがわかっているにも関わらず、一人の少女の想いすらを真正面に受け止めようとしない独りよがりな子供であるように思います。
敗北に酔う自分の影に、時効のない心の傷を背負わされた少女の姿が彼は想像できたのか。
権力にたてつく悲劇のヒーローとしての自分に最後まで酔っているような男に見えました。
このような男には虫酸が走る思いがします。
心の傷に時効はないと最後にみすずは語ります。
しかし、時効がない傷はない。
時間がかかろうとも、いつかは心の傷は癒えます。
いつか心の傷が時効を向かえ、みすずが幸せになれる日がくると思いたかったです。
原作小説「初恋」の記事はこちら→
宮崎あおいさん主演「海でのはなし。」の記事はこちら→
宮崎あおいさん主演NHK大河ドラマ「篤姫」の記事はこちら→

| 固定リンク
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: 「初恋」 手前勝手なヒロイズムとナルシシズム:
» 「初恋」レビュー [映画レビュー トラックバックセンター]
「初恋」についてのレビューをトラックバックで募集しています。 *出演:宮崎あおい、小出恵介、宮崎将、小嶺麗奈、青木崇高、柄本佑、松浦裕也、藤村俊二、他 *監督・脚本:塙幸成 *原作:中原みすず 感想・評価・批評 等、レビューを含む記事・ブログからのトラックバック..... [続きを読む]
受信: 2006年12月10日 (日) 10時47分
» 初恋。あるいは「宮崎あおい・映画」 [映画雑記・COLOR of CINEMA]
昭和最大のミステリー、三億円強奪事件の実行犯は18歳の女子高生だった‥。大ベストセラーコミック「NANA」の映画化の際に、むずかしいだろうと言われていたハチの役を演じて見事に成立させてしまった宮崎あお... [続きを読む]
受信: 2006年12月10日 (日) 12時26分
» 3億円強奪を描いた「初恋」見てきました [よしなしごと]
実際あった昭和の事件3億円強奪事件。そんなことは僕にとってはどうでもいい。宮崎あおいさんの最新作初恋を見てきました。 [続きを読む]
受信: 2006年12月10日 (日) 12時54分
» 感想/初恋(試写) [APRIL FOOLS]
宮崎あおいが出演を熱望したという映画『初恋』。1968年の府中三億円事件(この事件よく知りません)の犯人は女性だった、っていう中原みすずの同名小説(未読)の映画化。6月10日公開!
『初恋』
あの三億円事件の犯人は女子高生みすず(宮崎あおい)だったという設定。そして動機は初恋。好きな人が計画した犯罪を、ただ好きな人のためにのみ行う。事件をストーリーの中心においてはいるものの、昭和中期の空気にのせて揺れ動く恋心をメインに描写する。
あー、完ペキ期待はずれ。設定から胸が痛くなるようなラブス... [続きを読む]
受信: 2006年12月10日 (日) 18時55分
» 『初恋』 [京の昼寝〜♪]
あなたとなら、時代を変えられると信じていた。
■監督・脚本 塙 幸成■脚本 市川はるみ、鴨川哲郎■原作 中原みすず(「初恋」、リトルモア刊)■キャスト 宮崎あおい、小出恵介、宮崎将、小嶺麗奈、柄本佑、青木崇高、松浦祐也、藤村俊二 □オフィシャルサイト 『初恋』 母親に捨てられ、友達もいない孤独な女子高生、みすず(宮崎あおい)が、会うことのなかった兄(宮崎将)のいるジャズ喫茶に... [続きを読む]
受信: 2006年12月10日 (日) 21時20分
» 『初恋』 [ラムの大通り]
----「三億円事件の犯人は女子高生」……これってどういうこと?
「この映画、最初は
『私は、あの三億円事件の犯人かも知れない』という
キャッチコピーだった。
この“かもしれない”というのが紛らわしくってね。
いったいどういう話なのか、まったく想像がつかなかったんだ。
もしかして現代に生きる女子高生が
三億円事件の犯人との心理的共通項を感じるという話なのかと……。
ところが実際は、�... [続きを読む]
受信: 2006年12月10日 (日) 21時33分
» 「初恋」 [てんびんthe LIFE]
「初恋」 有楽町朝日ホールで鑑賞
エキブロのネームカード登録で画像の貼り付けが1Gになったそうです。ということで早速写真貼り付けてみようと思います。
あの三億円事件の犯人は18歳の少女だった…。すごくインパクトのあるコピー。その主人公を宮崎あおいが演じます。期待しますよね。時代は昭和1968年=昭和43年。またまた懐かしい昭和のお話しです。ALWAYS三丁目の夕日と10年も違うのに何だか同じ感じ。これも全部CGなんでしょうか?昭和のイメージってこんなに汚くてごちゃごちゃしてるのかなあ... [続きを読む]
受信: 2006年12月10日 (日) 23時32分
» 初恋 [ネタバレ映画館]
三億円事件と初恋だなんて、どう結びつくんだ・・・などと考えながら、宮崎あおいの揺れる想いに心が揺れた・・・ [続きを読む]
受信: 2006年12月11日 (月) 00時23分
» 初恋 [5125年映画の旅]
『ALWAYS 三丁目の夕日』のキャッチコピーは、「携帯もパソコンもTVもなかったのにどうしてあんなに楽しかったんだろう」でしたが、この『初恋』は「携帯かパソコンかTVがあればこんなに辛くはなかったろうに」でしょうか。三丁目の夕日で描かれなかった昭和の...... [続きを読む]
受信: 2006年12月11日 (月) 06時55分
» 初恋(2006/日本/塙幸成) [CINEMANIAX!]
【新宿武蔵野館】
学生運動が活発だった1960年代後半。高校生のみすず(宮崎あおい)はひとり孤独の中にいた。学校でも友達をつくらず、家にも彼女の居場所はなかった。みすずは小さい頃、兄だけを連れて家を出た母親に捨てられ、叔母家族に引き取られ育てられたのだった。そんなある日みすずは、突然訪ねてきた兄(宮崎将)が残していったマッチを頼りに、新宿のジャス喫茶Bへと向かった。彼女はそこで、兄や彼の仲間たちと出会う。その中にはちょっと謎めいた雰囲気の東大生、岸(小出恵介)もいた。彼らの仲間に加えてもらい、... [続きを読む]
受信: 2006年12月11日 (月) 20時14分
» 『初恋』 試写会鑑賞 [映画な日々。読書な日々。]
1968年。東京、府中で現金輸送車が襲われ三億円が強奪された。誰も傷つけず、わずか数分で…。日本犯罪史上最大の未解決事件「府中三億円強奪事件」。1975年に時効を迎え、真相は迷宮入りとなっているこの事件は、数多くの映画やドラマなどで描かれてきた。しかし、こんな話を聞い... [続きを読む]
受信: 2006年12月11日 (月) 23時19分
» 映画 「初恋」 [ようこそMr.G]
映画 「初恋」 を観ました。 [続きを読む]
受信: 2006年12月12日 (火) 00時13分
» 初恋 [勝弘ブログ]
http://www.hatsu-koi.jp/最寄りの映画館で鑑賞。3億円事件を題材にした映画で実行犯は女子高生だったという設定。すごい設定ですね。物語の中でオートバイやさんの主人からオートバイを教わったりパンクした自転車を直すシー... [続きを読む]
受信: 2006年12月12日 (火) 00時31分
» 少女は真っ直ぐな目をして言った [CINECHANの映画感想]
127「初恋」(日本)
1968年12月10日に起こった「三億円強奪事件」。未だそれは解決されておらず、事件の真相は闇の中。その「三億円事件」の実行犯が実は女子高生だったという斬新な考えで語る作品。
と言っても、これは「三億円事件」をこの作品の中で解決しようというのではなく、あくまでの一人の少女の心を描いた作品。... [続きを読む]
受信: 2006年12月12日 (火) 01時10分
» 『初恋』 [映画大陸]
1968年(昭和43年)12月10日午前9時30分頃、日本信託銀行から東芝の府中工場へと工場従業員へ支給するボーナス約三億円を積み込んだ現金輸送車に一台の白バイが近づいてきた。
白バイに乗った警官は「この車にはダイナマイトが仕掛けられている恐れがあるので調べたい」...... [続きを読む]
受信: 2006年12月12日 (火) 22時06分
» 『初恋』 [アンディの日記 シネマ版]
郷愁度[:テレビジョン:][:テレビジョン:][:テレビジョン:] 2006/06/10公開 公式サイト(BBS、壁紙あり)
青春度[:よつばのクローバー:]
満足度[:星:][:星:][:星:]
【監督】塙幸成
【脚本】塙幸成/市川はるみ/鴨川哲郎
【原作】中原みすず 『初恋』(リトル・モア刊)
【出演】
宮崎あおい/小出恵介/宮崎将/小嶺麗奈/柄本佑/青木崇高/松浦祐也/藤村俊二
<ストーリー>
高校生のみすずは、小さい頃から孤独だ。みすず... [続きを読む]
受信: 2006年12月13日 (水) 19時16分
» 初恋 [まぁず、なにやってんだか]
劇場招待券をもらったので、夫と「初恋」を観に行ってきました。
宣伝はしているものの、派手な作品ではないので、お客さんってどのくらいいるかな?と思っていたのですが、公開初日のお昼過ぎの回で、観客は私たちを含め25名程。
映画はとても地味でした。ジャズ喫茶で若者が集まっているシーンが多く、ずっとジャズがかかっています。ジャズが好きな人だと、懐かしいだの好きな曲だのと感想もあるのでしょうが、私には睡魔を誘うメロディーに聴こえ・・・。ハッと気づくと眠ってる!の繰り返しで・・・。
映画を観ながら... [続きを読む]
受信: 2006年12月13日 (水) 22時49分
» 『初恋』観てきました! [☆★☆風景写真blog☆★☆healing Photo!]
『初恋』鑑賞レビュー!
★ポチッとナ!(♪音量注意!)
日本犯罪史上最大のミステリー
『府中三億円強奪事件』
孤独な少女のはじめての恋は
昭和史最大の謎を闇へ葬った
製作国▶日本
上映時間▶114min( 1時間54分)
ビスタサイズ/DTS-SR
配 給 ▶ギャガ・コミュニケーションズ
本作の原作となる小説『初恋』
2002年に中原みすずによって書かれた
この物語の中で
著者と同名の"みすず"という
女子... [続きを読む]
受信: 2006年12月15日 (金) 09時32分
» 初恋/宮崎あおい、小出恵介、宮崎将 [カノンな日々]
個人的にはキリストの子孫がどうしたこうしたより、昭和史最大に未解決事件である三億円事件の真相のほうがよっぽど興味を惹かれるんですよね。母に言わせると当時かなりの衝撃を受けた事件だったそうです。私も事件のことは知りませんけど子供の頃の記憶には町なかなどに貼....... [続きを読む]
受信: 2006年12月16日 (土) 18時36分
» 【劇場鑑賞62】初恋 [ダディャーナザン!ナズェミデルンディス!!]
私はあの三億円事件の犯人かもしれない。
あれから40年もの月日が流れているのに、
私の喪失感は今も消えない。
それは心の傷に時効がないから・・・
60年代。
時代は何かを求めて蠢いていたあの頃。
私は狭く孤独の中で生きていた。
あなたとなら、
...... [続きを読む]
受信: 2006年12月17日 (日) 22時31分
» 初恋:大人になんかなりたくない 新宿武蔵野館 [気ままに映画日記☆]
宮崎あおいを主人公に三億円事件の犯人は女子高校生だったと大胆なストーリー。 これは見なくっちゃねえ。 父は死に、母には捨てられて叔母に引き取られたみすず(宮崎あおい)。学校では友達もなく、家に帰っても「あの女の娘」と呼ばれる毎日。 ある日彼女は、新宿の..... [続きを読む]
受信: 2006年12月19日 (火) 10時13分
» 初恋 [とにかく、映画好きなもので。]
もしかしたら、私は三億円事件の実行犯かもしれない。
高校生のみすず(宮崎あおい)は、母親が兄を連れていなくなり、孤独に過ごしてきた少女。
みすずは、居場所を求めてある場所へと足を運ぶ。
Bというジャズ喫茶のマッチを兄から渡...... [続きを読む]
受信: 2006年12月30日 (土) 14時24分
» 『初恋』・劇場 [しましまシネマライフ!]
今日は『初恋』を観てきた。 《私のお気に入り度:★☆☆☆☆》 私はちょっと苦手な映画…。253席ある [続きを読む]
受信: 2007年1月 6日 (土) 18時15分
» 初恋 [ともやの映画大好きっ!]
【2006年・日本】試写会で鑑賞(ともや評価:★★★★☆)
1975年に時効を迎え、未解決のまま現在に至る、日本犯罪史上最大のミステリー【府中三億円強奪事件】を題材にした青春映画。
主人公のみすず(宮崎あおい)は16歳の高校生。小さい頃に母親は兄を連れていなくなってしまい、それ以来叔母の所に預けられていた。ある日みすずの元にやってきた兄のリョウ(宮崎将)は、JAZZ喫茶のマッチをみすずに渡す。自分の居場所がどこにもないと感... [続きを読む]
受信: 2007年3月21日 (水) 22時53分
» 映画の感想、評価を綴っていきます [映画DVD情報ナビ]
映画批評や評論で世界の映画を紹介していきます
個人的には、たくさん映画、邦画を見て応援していきたい。
ハリウッド映画やB級やカルトと呼ばれても、その良さが解る。
そんな思いで、映画の感想をつづって行きたいとおもいます... [続きを読む]
受信: 2007年7月30日 (月) 04時24分
» 映画「初恋」 [茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~]
三億円窃盗は、学生運動壊滅のための警視庁公安部による謀略とする説が面白い、府中高校出身の高田純次に布施明を含む十数万人が容疑者となった・・
女子高生みすず(宮崎あおい)は幼くして父を亡くし、母に捨てられ叔母の家で孤独な身の上、ある日兄が突然現れた... [続きを読む]
受信: 2007年10月22日 (月) 00時46分
» 初恋(映画館) [ひるめし。]
あなたとなら、時代を変えられると信じていた。 [続きを読む]
受信: 2007年10月22日 (月) 08時59分
» 「初恋」 [日々のつぶやき]
監督:塙幸成
出演:宮崎あおい、小出恵介
先日放送されていたのを録画。先日やっと見ました。設定的にもちょっと重そうでなかなか気分じゃなかったのですが・・やっと。
府中三億円現金輸送車強奪事件をモチーフにした作品。
「父を幼い頃亡くし、母親が兄だけ連... [続きを読む]
受信: 2007年10月22日 (月) 09時59分
» 「初恋」 [日々のつぶやき]
監督:塙幸成
出演:宮崎あおい、小出恵介
先日放送されていたのを録画。先日やっと見ました。設定的にもちょっと重そうでなかなか気分じゃなかったのですが・・やっと。
府中三億円現金輸送車強奪事件をモチーフにした作品。
「父を幼い頃亡くし、母親が兄だけ連... [続きを読む]
受信: 2007年10月22日 (月) 10時03分
» 初恋 [シネ・ガラリーナ]
2006年/日本 監督/塙幸成
「小出君の昭和顔」
1968年に起きた3億円事件。そして、舞台は新宿。となれば、私は当時の学生運動の拠点であった「新宿」をテーマにした数々のATG作品を思い浮かべずにはいられない。だから、この「初恋」という作品も、生の新宿を描いた当時の作品が放っていた息吹と同じものを持っているのか、やや色眼鏡で見始めたのです。「新宿」という匂いを借りてきただけの作品ではないのか、と。
しかし、そんなことはありませんでした。それは、昭和、そして新宿の描写に違和感がな... [続きを読む]
受信: 2007年10月23日 (火) 12時01分
» 初恋 [future world]
「大人になんてなりたくない」・・・この映画、そんな宮崎あおいのための作品だった。
あの有名な「三億円事件」、実は女の子が犯人だった・・・そんなアホな・・いや、それがこの映画を観てると、あぁ・・そうか・・なんて気にもなってくる。。
この事件、死傷者がいな....... [続きを読む]
受信: 2007年10月24日 (水) 00時15分
» 『初恋(2006・日本)』('08初鑑賞44・WOWOW) [みはいる・BのB]
☆☆☆-- (5段階評価で 3)
3月30日 WOWOWのHV放送を録画で鑑賞。{%現金webry%} [続きを読む]
受信: 2008年4月 6日 (日) 13時22分
» 映画「初恋~三億円事件の犯人は女子高生だった~」 [<花>の本と映画の感想]
初恋~三億円事件の犯人は女子高生だった~
監督 塙幸成
出演 宮崎あおい、小出恵介、宮将、小嶺麗奈、柄本佑、青木崇高、松浦裕也、藤村俊二
2006年
女子高校生のみすずは、ジャズ喫茶に出入りするようになり、東大生の岸ら... [続きを読む]
受信: 2009年1月 5日 (月) 22時39分
» 初恋(2006年公開版) [映画、言いたい放題!]
日本犯罪史上最大のミステリーと言われる,
府中三億円強奪事件をモチーフにしたこの映画、
興味があったのですが、映画館では観られず。
無料動画サイトで放映してたので
観てみました。
高校生のみすずは、
親戚の家で肩身の狭い生活をしていた。
父親は幼い頃に亡くな... [続きを読む]
受信: 2010年6月27日 (日) 18時11分
コメント
miyukichiさん、こんばんは!
コメントありがとうございます。
この記事は今、自分で読むとけっこう熱く語っている気がして恥ずかしいです。
多分映画を観ていて、一途なみすずに魅かれたのかもしれません。
こんないい娘を事件に巻き込んで!って感じだったかも。
雨の中、大きいバイクのエンジンを一生懸命かけようとしている姿はキュンキュンしちゃいました。
投稿: はらやん(管理人) | 2007年10月21日 (日) 22時57分
こんにちは♪
TBどうもありがとうございました。
好きになるのは理屈ではなく、
気づいたら好きになってしまっていて、
ひとたび好きになってしまうと、
他人からみればどんなにひどくつまらない人でも
自分にとってはとても大切な人となる。
過去のいろんな経験(? 笑)が無意識に甦っていたのか、
みすずの気持ちに感情移入しつつ見ていたので、
岸に腹が立つとかは、私はなかったです。
岸の幼さを非難できるはらやんさんは、
きっと人間ができている方なのだろうと思います。
男が皆そうならいいんですけどね(笑)
投稿: miyukichi | 2007年10月21日 (日) 19時47分
ミチさん>
宮崎あおいちゃんはいいですよね。
バイクに乗れるようになった時、とても晴れ晴れと開放感のある
顔をしていたのが、とても良かったです。
バイクが泥にはまったり、シートがからまったりしたときは、みすずの必死さがひしひしと伝わってきて、ミチさんと同じようにがんばれと思ってしまいました。
観ていて、かなりみすずには思い入れが入ってしまったので、自分勝手な岸に我慢ならなくなったのかもしれません(笑)
投稿: はらやん(管理人) | 2006年12月16日 (土) 23時32分
こんばんは♪
はらやんさんの記事を読ませていただいていたら、岸に腹が立ってきました(笑)
岸という人物に小出君はあまり合っていなかったような気もします。
宮崎あおいちゃんばかりを追っていたのですが、岸は頭はいいかもしれないけれど自分勝手でしたよねぇ・・。
投稿: ミチ | 2006年12月16日 (土) 00時04分