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2006年12月 9日 (土)

「初恋」 手前勝手なヒロイズムとナルシシズム

1968年、三億円事件発生。
またこの年は東大紛争が起こり、学生運動がピークを迎えた年でもあります。
高度成長は依然として続いていたけれども、様々な問題(公害など)が起こり始め、社会全体に焦燥感、閉塞感が漂い始めた時代でしょうか。
1968年は僕の生まれた年です。
当然、三億円事件をリアルタイムで追いかけられるわけがないですが、映画の中で描かれている時代の空気は僕が育った頃もまだ残っていたような気がします。
映画の中で描かれている若者たちにも息苦しい閉塞感がただよい、彼らは何する訳でもなく、日々ジャズバーに集まり、無為に時間を過ごしています。

三億円事件の犯人が実は少女だった・・・かなり無理がある設定についてはここでは何も言いません。
フィクションとしてみれば、どんな説でもありでしょうから。

三億円事件の実行犯みすずを演じている、宮崎あおいさんは相変わらずいい女優さんです。
「結局何も変わらないのかよ!」
「もうひとりはいやだよ!」
今回の役は台詞が非常に少ないのですが、言葉を発するときにとても思いがのっています。
主人公みすずの閉塞感、恋することでの希望、そしてそれを失った時の喪失感がとてもよく伝わってきました。
いいなと思ったところは、バイクに初めて乗れるようになったときの彼女の表情。
微かに笑みを浮かべ、髪をなびかせてバイクに乗る姿に、解放された喜びが表れていました。

この先、触れたいのは主人公みすずの初恋の相手の岸という男についてです。
映画では三億円事件の筋立てを考え、実行犯みすずに指示をした男だということになっています。
映画を見終わり、この男にむかっ腹がたちました。

映画のラスト、みすずが彼の部屋で見つけた本に書かれていた、岸の文章です。

「僕は恋をした。たぶん一生に一度の恋を。だけどそれを告げることはないだろう。僕には彼女の目を曇らせることができないのだから。」

なんというナルシシズムだろう。
岸という人間の幼さを表している文章だと思う。
自暴自棄な仲間たちと距離をとりニヒルに社会を眺め、頭を使って社会に対抗すると豪語している割に、自分は世間を騒がす事件の実行犯とはならず、人の思いを利用する。
裏で事件を演出しているということの自己満足感。
手前勝手なヒロイズム。
演出された事件も当局から見れば、子供だましでしかなく、早々にからくりを見破られてしまいます。
そして国外退去を命じられるも、多分岸という男は権力にたてつき破れた悲劇のヒーローとしての思いしかないのでしょう。
自分の恋すらも犠牲にした殉教者として。
しかし、岸は、自分も恋し、そして彼女も恋をしていることがわかっているにも関わらず、一人の少女の想いすらを真正面に受け止めようとしない独りよがりな子供であるように思います。
敗北に酔う自分の影に、時効のない心の傷を背負わされた少女の姿が彼は想像できたのか。
権力にたてつく悲劇のヒーローとしての自分に最後まで酔っているような男に見えました。
このような男には虫酸が走る思いがします。

心の傷に時効はないと最後にみすずは語ります。
しかし、時効がない傷はない。
時間がかかろうとも、いつかは心の傷は癒えます。
いつか心の傷が時効を向かえ、みすずが幸せになれる日がくると思いたかったです。

原作小説「初恋」の記事はこちら→

宮崎あおいさん主演「海でのはなし。」の記事はこちら→

宮崎あおいさん主演NHK大河ドラマ「篤姫」の記事はこちら→

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コメント

miyukichiさん、こんばんは!

コメントありがとうございます。
この記事は今、自分で読むとけっこう熱く語っている気がして恥ずかしいです。
多分映画を観ていて、一途なみすずに魅かれたのかもしれません。
こんないい娘を事件に巻き込んで!って感じだったかも。
雨の中、大きいバイクのエンジンを一生懸命かけようとしている姿はキュンキュンしちゃいました。

投稿: はらやん(管理人) | 2007年10月21日 (日) 22時57分

 こんにちは♪
 TBどうもありがとうございました。

 好きになるのは理屈ではなく、
 気づいたら好きになってしまっていて、
 ひとたび好きになってしまうと、
 他人からみればどんなにひどくつまらない人でも
 自分にとってはとても大切な人となる。
 
 過去のいろんな経験(? 笑)が無意識に甦っていたのか、
 みすずの気持ちに感情移入しつつ見ていたので、
 岸に腹が立つとかは、私はなかったです。

 岸の幼さを非難できるはらやんさんは、
 きっと人間ができている方なのだろうと思います。
 男が皆そうならいいんですけどね(笑)

投稿: miyukichi | 2007年10月21日 (日) 19時47分

ミチさん>

宮崎あおいちゃんはいいですよね。
バイクに乗れるようになった時、とても晴れ晴れと開放感のある
顔をしていたのが、とても良かったです。
バイクが泥にはまったり、シートがからまったりしたときは、みすずの必死さがひしひしと伝わってきて、ミチさんと同じようにがんばれと思ってしまいました。
観ていて、かなりみすずには思い入れが入ってしまったので、自分勝手な岸に我慢ならなくなったのかもしれません(笑)

投稿: はらやん(管理人) | 2006年12月16日 (土) 23時32分

こんばんは♪
はらやんさんの記事を読ませていただいていたら、岸に腹が立ってきました(笑)
岸という人物に小出君はあまり合っていなかったような気もします。
宮崎あおいちゃんばかりを追っていたのですが、岸は頭はいいかもしれないけれど自分勝手でしたよねぇ・・。

投稿: ミチ | 2006年12月16日 (土) 00時04分

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