本 「クラッシャージョウ ダイロンの聖少女」
高千穂遙さんのスペースオペラ「クラッシャージョウ」シリーズの最新刊です。
といっても発売されたのは、一年ほど前ですけれども。
「クラッシャージョウ」シリーズはかなり歴史のあるシリーズです。
僕が初めて読んだのは、中学生で「ガンダム」に夢中だった頃、キャラクターデザインの安彦良和さんが挿絵を書いていたので、手に取ったのが最初だったと思います。
「クラッシャージョウ」はアニメ映画にもなりました。
安彦良和さんが監督、作画監督を兼任していた作品で、絵がとても美しかった印象があります。
作者の高千穂遙さんは、後々「マクロス」のメカデザインでブレイクする「スタジオぬえ」を立ち上げたメンバーでもあります。
さて「ダイロンの聖少女」ですが、ストーリーとしてはスペースオペラの王道ですね。
いまどき珍しくあまり奇をてらっていない展開なので、大人になった今読むと、少々物足りない印象です。
あまり小難しい主義主張や、SF的な背景もないので、さらっと読めます。
ライトノベル感覚というのでしょうか。
今はやっているライトノベルの源流は、「クラッシャージョウ」シリーズ等SFジュブナイルがそろっていたソノラマ文庫あたりなのかもしれません。
「クラッシャージョウ ダイロンの聖少女」 高千穂遥著 朝日ソノラマ 文庫 ISBN4-257-77047-3
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