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2006年10月 7日 (土)

本 「ワークショップ ー新しい学びと創造の場ー」

最近、仕事の中で「ワークショップ」という方法を取り入れることがあった。
もともと上司が別の仕事で参加し、感銘を受け、私の所属する部署にも取り入れることとなり、その仕切りを私がやることになったのだ。
最初は「ワークショップ?」「ファシリテーター?」なんだそりゃといってちんぷんかんぷんだったが、幸い外部の優秀なコンサルタントにご協力いただくことができ、「ワークショップ」を行うことができた。

「ワークショップ」とは通常の会議とは異なる。
通常の会議ではややもすると権力がある人、主張が強い人の声ばかりがいきかい、また建設的な意見の出し合いではなく、相手を論破することばかりが横行することが多くなる。
それで会議は無駄というような意見もよく聞かれることとなる。
「ワークショップ」とはそれらの会議とは基本的に異なる。
それぞれが公平に意見を出し合い、認め合い、相互に刺激して学び合う場である。
始めから答えはなく(会の目的はあるが)、その答えをみんなで見つけていく場である。

正直、自分でやってみる前はうまくいくのかという思いはあった。
私のイメージの会議というのは、自分が主催する場合、自分でのその会議の結論は用意していてその答えに参加者に納得してもらうものだった。
答えをある程度用意しておかないと迷走し収集がつかなくなることが今までも多々あったのだ。
参加した「ワークショップ」は違った。
日頃いっしょに仕事をしているメンバーばかりであったが、経験のないと思われる後輩たちの素直なものの見方を聞いてどきりとしたり、今までは言えなかった思いを聞いたりした。
私も日頃考えているが、忙しかったりして言えなかったことを言った。
しばらくしていくとだんだんとみんなで目指す方向性が見えてくるのだ。
ファシリテーターの方がとても優秀だったということもあるが、その体験は目からウロコがはがれるものであった。

自分の体験ばかりを書いてしまったが、この本「ワークショップ ー新しい学びと創造の場ー」はワークショップとは何かということをまず知るには入りやすい本だと思う。
会社、仕事でも様々な環境変化があり今までのスキームだけでは解決できない事態が多くなっている。
そのとき個人の経験で解決するのではなく、みんなの経験・知恵を合わせてその事態を乗り越えるために「ワークショップ」という方法は有効だと思う。
興味がある人はぜひ読んでみてほしい。

「ワークショップ ー新しい学びと創造の場ー」中野民夫著 岩波書店 新書 ISBN4-00-430710-4

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